写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

2013-01-01から1年間の記事一覧

第五回 クラカメ雑談会写真展

六本木の東京ミッドタウンにあるフジフイルムスクエアで行われている、いつものクラシックカメラ使い手の写真展の開催報告です。月日の経つのは早いもので、今回で5回目を迎えました。参加メンバーは昨年がピークで、今年は2名減の23名ですが、そろそろ持ち…

カール・ツァイス ミラーレス用交換レンズを発売

カール・ツァイス社は、AF・AEに完全連動するソニーNEXシリーズのEマウントと富士フイルムXシリーズのXマウント用の交換レンズの第1弾として、ミラーレス用交換レンズTuit(トゥイート)シリーズのディスタゴン12mmF2.8とプラーナー32mmF1.8の2種を6月1日か…

大判用デジタルバック

クラシック大判カメラや新・平成写真師心得帳などで知られる柳沢保正さんから相談があると連絡を頂きました。お会いすると、ドキュメント用のフラットベッドスキャナーを改造し、大判カメラに装着して、スキャニングタイプのデジタルカメラとして写真を撮っ…

静と動の針穴写真

日本針穴写真協会会長の田所さんから“田所美惠子針穴写真展『もう一つのパリ』”という写真展の案内をいただきました。東京・神楽坂アグネスホテル1階のティーラウンジにて、2013年5月1日(水)〜31日(金)まで、モノクロのオリジナルプリントが14点展示され…

プラウベル マキナ67のニッコール80mmF2.8

フォトグラファーズラボラトリーの平林達也社長が面白いものを持ち込んできました。プラウベルマキナ67用の“ニッコール80mmF2.8”のレンズユニットなのです。製造年からすると、たぶん補修用パーツなのですが、1ダースほどありました。プラウベルマキナ67は、…

MADE IN OCCUPIED JAPAN

政府は、1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約が発効したのを、日本の主権回復と国際社会へ復帰したということで、記念式典を今日4月28日に、政府主催で憲政会館で開催しました。 しかし、その主権回復は沖縄、奄美群島、小笠原諸島は切り離なされたもの…

リコー「リングキューブ」がリニューアルオープン

ペンタックスリコーイメージングは、銀座4丁目交差点角三愛ドリームセンター8階のリコーフォトギャラリー「RING CUBE(リングキューブ)」を改装し、2013年4月25日からリニューアルオープンしたというので、初日の昼下がりにさっそく覗いてみました。新しいギ…

目の錯覚、ライカMのシャッター幕とソニーRX-1の光学系

久しぶりに旧知の写真仲間Mさんが写真展を開いているというので、Mさんの学生時代の先生やだぼはぜ写真仲間と連れだって作品を見に行ってきました。種々雑多、さまざまな話に及びましたが、「ライカM」に話が行ったときに、Mさんは「ライカM」のシャッター幕…

昔からカメラは女性のもの

最近若い女性が肩からカメラを提げているのが、前にも増して目につくようになりました。先日出会った若い女性は、ピンクの「ニコン1」をたすき掛けにしていてなかなか様になっていました。どうやらああいうときは、ストロボをポップアップしておくものなので…

これもカメラなのです

これは何だかわかりますか? ある種のカメラですが、3社6機種あります。 6機種を並べて正面から見てみました。後列左から:フジノンFG110-15W、フジノンFG110-HD、フジノンFG110 HALF、前列左から:オリンパスSC16-10、ペンタックスPS-PE、オリンパスSC16-3…

読谷飛行場にスターアライアンス機集結

職場の女性が飛行機のミニチアをもってきました。何でもファミリーマートで売っている「ダイドーブレンド+スターアライアンス」というキャンペーンで、缶コヒーに“プルバックプレーンwith客室乗務員”ということで1缶に1個ついていたのです。これはおもしろ…

60周年を迎えたニッコールクラブ

ニッコールレンズとカメラの愛好家の集いである“ニッコールクラブ”が、昨年で創立60周年を迎えました。60年というと素晴らしい歳月ですが、それでも設立当初からの会員が今でも4人ぐらいいるそうですからすごいことです。右には、その設立にあたり配布された…

白の「ライカM」と黒の「ライカM9」

ライカMが発売されました。昨年9月のフォトキナで春、それも3月ぐらいにと予告されていましたが、みごと3月20日に発売されたので予定通りでした。いくらドイツ製で独自思想のライカでも、デジタルの時代にあっては、発売を延期することはつらいはずです。い…

テッサー付のローライフレックス

ローライフレックス(ROLLEIFLEX)というと二眼レフの元祖であり、写真好きなら一度は触れてみたいカメラです。このローライフレックスには、さまざまなカール・ツァイスの撮影レンズが付いていて、最近ではプラナー(Planar)の付いている2.8Fという機種が…

使い込まれたライカM8

3月に入り、そろそろ昨年のフォトキナで発表された「ライカM」が発売になるという、お約束の時期ですが、首を長くして待っている方も多いでしょう。そこでライカにまつわるお話を1件書きました。昨年の9月フォトキナで会った老齢のカメラマン氏のライカM8、…

シグマ Photo Pro 5.5を使って

シグマのデジタルカメラ専用現像ソフトがバージョンアップされ「SIGMA Photo Pro 5.5」として2月21日にリリースされました。タイミングとしては、一連のシリーズ機であるDP3メリルの発売を目前にした時期で、新たな機能として、モノクローム専用のインターフ…

下岡蓮杖の墓参と最近思うこと

3月3日はひな祭りです。語呂合わせで耳の日とかいわれますが、僕は毎年この日に行われる、わが国写真師の開祖とされる下岡蓮杖の墓参会に豊島区の染井霊園へと、久しぶりに参加してきました。下岡蓮杖が亡くなったのは大正3年3月3日で1914年のことで、今年は…

秋岡芳夫とKAKの写真展

2月16日から3月24日まで東京都の目黒区美術館で「記憶写真展―お父さんの撮った写真、面白いものが写ってますね」という展覧会が開かれます。どんな写真であるかは、ポスターを見れば雰囲気でお分かりかと思いますが、目黒区のめぐろ歴史資料室が、1950年代か…

ソニーサイバーショットRX1の撮影光学系

最近ぼちぼちと「ソニーサイバーショットRX1」を手にした人を見るようになりました。実際、使っている人にその使用感を聞くと、レンズがシャープだ、フルサイズなのに小型・軽量だなどが共通した印象のようです。本ブログでも発売日に入手し「サイバーショッ…

パナソニック新しいイメージセンサー技術を開発

1月8日から開かれたPMA@CES、1月31日から開催されたCP+2013がやっと終えた翌日の4日に、まだ個人的にはこれらイベントの総括もできていないのに、放っておくことができないイメージセンサーの新技術が発表されたので簡単に紹介しましょう。 パナソニックが…

新メーカーのマイクロフォーサーズカメラ登場

オリンパスイメージングは、1月21日にオーストラリアのBlackmagic Design社(Blackmagic Design Pty. Ltd.)、アメリカのJK Imaging社(JK Imaging Ltd.)、日本の株式会社フォトロン、ドイツのSVS-VISTEK社(SVS-VISTEK GmbH)、そして日本の株式会社ビュー…

旧コンタックス ゾナー8.5cmF2とソニー ゾナー35mmF2

いま話題の、ソニー サイバーショットDSC-RX1搭載レンズであるゾナー35mmF2(7群8枚構成)のレンズ断面図がなぜ発表されないのか、などといろいろ考えていましたが、それならばというわけで、手元にある旧コンタックス用の望遠ゾナー8.5cmF2で少し僕なりのゾ…

△ と □ の絞り

僕の所には、いろいろなレンズが持ち込まれます。先日もニコン研究会のIさんにお会いしたら、「コニレット」(1953年、小西六)のレンズをライカスクリューマウントで使えるようにしたからお貸ししますというのです。このレンズは「Konitor 50mmF4.5」で3枚…

PMA@CES の会場から

全米の写真業界団体恒例の見本市であるPMAショーが8日からラスベガスでスタートしました。PMAの展示がCES(Consumer Electronics Show)の一部に組み込まれて2年目となり、「PMA@CES」のスタイルがどうにか定着したかのような感じです。もともとPMAは、CESと…

写真屋さん看板の原点を発見

写真屋さん、カメラ屋さん、DPE屋さん。もちろん“屋さん”を“店”に置き換えてもいいのですが、さまざまな呼び名で呼ばれていましたが、最近聞かなくなったのがDPEです。“DはDevelop=現像、PはPrint=焼付け、EはEnlarge=引伸ばし”であるわけですが、ずばり…

謹賀新年

旧年中は多くの皆様にご覧いただき感謝です。「写真にこだわる」は、すでに多くの皆様からたくさんの宿題をいただいておりますので、テーマは山ほどありますが、これからもご期待にこたえるべくマイペースで進めていきます。写真は、群馬県伊香保温泉からの…