写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

2022-01-01から1年間の記事一覧

写真家 芳賀日出男さんとの思いで

「巨星墜つ」とはまさにこのようなときに使うのでしょう。民俗写真家の芳賀日出男さんが去る11月12日に102歳でお亡くなりになったと、ご子息 芳賀日向さんから連絡をいただきました。日向さんによると、芳賀日出男さんは「人間(じんかん)至る処に青山あり…

昭和のレンズ 「伊香保三昧」

■シン昭和のカメラとレンズの写真展に参加 2022年11月3日(木・祝)~5日(土)の3日間、東京東小金井のマロンホールで開催された「第7回、シン昭和のカメラとレンズの写真展」に参加しました。写真を楽しむ者として、お誘いを受けた写真展にはなるべく参加…

『2020~2022年科学少年・科学少女の見た風景』公募写真展に思う

コロナ禍ですっかり停滞していた写真業界は、写真展などはかなりかつての姿に戻り、わずかながらオープニングパーティも開かれるようにもなってきましたが、完全な回復にはまだまだ時間がかかるようです。そのようなときに、カメラ映像機器工業会(CIPA)の…

京セラ 稲盛和夫名誉会長を偲んで

京セラの創業者で名誉会長の稲盛和夫氏が8月24日90歳で老衰で亡くなられた。稲盛さんといえば本業のほかにKDDIの設立や、倒産したJALの立て直しなどで知られていますが、私にとっては1983年にヤシカを吸収合併し、2005年にカメラ事業から撤退しましたが、そ…

8月19日は「世界写真の日」

いまから3年ほど前に、「今日はカメラの日ですね」と写真仲間のKさんが言うのです。えっ、何それと聞き返すと、朝車に乗ってエンジンをかけると、カーナビのオープニングメッセージでいったというのです。その、今日とは「3月19日」なのです。詳しく聞くと、…

ニコンZマウントAF対応「TTArtisan 32mmF2.8 Z」

中国製の交換レンズやマウントアダプターを販売する焦点工房は、銘匠光学(めいしょうこうがく)の単焦点レンズ「TTArtisan AF32mmF2.8Zマウント」の先行販売モデルを、2022年7月6日(水)に発売すると発表しました。この先行販売モデルは、今後発売される通常…

中井駅の柳 「お散歩カメラ」と「通勤カメラ」その2

久しぶりに西武新宿線の中井駅で降りて、写真展巡りのために都営大江戸線の六本木駅に向かったのですが、かつて中野坂上の東京工芸大に通っているときに見つけた川端の柳の大木が、なぜか寂しそうに見えて、それでついシャッターを押したのが2007年のことで…

キヤノンEOS R3を使ってみました

キヤノンミラーレス機の最上位モデル「キヤノンEOS R3」が私の手元にやってきました。いつものことですが私の所有ではありません。今回の購入は知人のTさんで、私に存分に使って欲しいというのです。 EOS R3の発表は2021年の4月14日に開発発表され、同年11月…

コシナ・フォクトレンダーノクトン50mmF1 Aspherical VMを使ってみました

フォクトレンダーのコシナが、研削非球面レンズを採用した『ノクトン50mmF1 Aspherical VM』を1月に発売しました。このレンズの最大の特徴は、F1と大口径なことですが、非球面レンズの加工に研削方式を採用したことで高融点で高屈折な硝材が使えたことです。…

ライカM11を使ってみました ver.2 Final

「ライカM11」の記事は、京都MJのサーバーに移行して、作例写真を画素等倍にして見えるようにしています。 http://www.mediajoy.com/mjc/ichikawa/ichikawa_part52_1.html -------------------------------------------------------------------------------…

ライカM11を使ってみました ver.1

2022年1月14日に発表されたライカM11は、6000万画素と高画素機で、価格は118万8千円。1月21日に発売されました。デジタルのレンジファインダーライカは、2006年発売の①ライカM8(CCD、APS-H)からで、②M9(CCD、フルサイズ)、③M(Typ240、CMOS、フルサイズ…