写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。フィルムからデジタルまで、さまざまな話題を提供します。

6,100万画素「ソニーα7R IV」をサードパーティレンズで使ってみました(タムロン/シグマ/サムヤン)

 9月6日に発売された「ソニーα7R IV」は、35mm判フルサイズでは最高の6,100万画素です。画素数の増えた4世代目のα7Rボディはどんな写りを示すか、ソニーFEマウント用でAF対応のサードパーティーレンズで使って試してみました。カメラの実力が活かされるのか、レンズの実力が発揮されるのか、いつものように使ってみました。

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 取り上げたレンズは、いずれもミラーレスフルサイズ専用設計で、左から、サムヤンAF35mmF2.8FE、シグマ45mmF2.8DG DN、タムロン17~28mmF2.8 DiIII RXDです。このうちサムヤン35mmF2.8は2017年8月の発売と少し時間が経っていますが、シグマの45mmF2.8 は2019年7月の11日に発表されたfpと同時に発表され、まずはソニーマウントで発売というわけです。タムロン17~28mmF2.8はタムロン最新のモデルで、やはりこの7月発売ですが、予想を大幅に上回る予約で生産が追い付かないとお詫びをだすほどの人気レンズです。すでにどちらも発売されてから時間が経過してますが、改めて6,100万という高画素で使ったレポートです。

 とはいっても、ここは「ソニーα7R IV」が発売されたことによるレポートですので、まずはボディそのものから見てみましょう。α7R IVは何が新しいのか、ソニーによれば『ライカ判で初の有効画素数約6100万画素、最高約10コマ/秒高速連写、高速・高精度AFを小型ボディに凝縮したフルサイズ一眼』ということになり、このためには『新規シャッターユニット、衝撃吸収ダンパーや進化した手ブレ補正など、微細な振動も許されない高解像撮影を支えるために細部にわたって見直しました』というわけです。

 高画素だとデータ量が増えるので連写速度は厳しくなるでしょうし、さらにボディ内でシャッター動作により振動があるとカメラブレを起こすことにもなり、いまやあたりまえの考え方ですが、初期の高画素タイプ一眼レフではさらにミラーショックなども加わり、高画質を達成するのに苦労した部分です。また低感度時は約15段のダイナミックレンジが得られるというのは裏面照射タイプCMOSと画像処理エンジンの能力であり、5.5段の補正効果を発揮する光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構などと併せて、カメラとしての機能進歩は地味ではありますが、ユーザーとしてはその地味な部分の進化が大いに気になるわけでして、以下それぞれ3社のレンズを使っていくなかでレポートします。

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≪左:基本的にα7シリーズのデザインは正面から見る範囲では大きく異なることはなく、最新のα7RIVであることを明記してあるのはボディ左肩の上の銘板です。表面の加工はざらっとした感じで、ホールディング性も良く、グリップするとわずかにボディが厚くなったのがわかります。

右:SDカードスロットは2カ所。上がスロット1で、下がスロット2です。ここでの注目点は、ストラップの文字が刺繍になったことです。従来ソニーのカメラストラップはプリント文字しかなかったのですが、刺繍を採用することになったのは大きな違いです≫

 では、さっそく使ってみましょう。まず気づいたのが、ボディにレンズを脱着するのにかなり固いのです。実は前から思っていたのですが、α7Rから、α7R II、α7R III、α7R IVと進化するごとに徐々に固くなっているのです。この間にα9も使いましたが、α7R IIIとα7R IVの中間ぐらいの感じでした。しかし、今回使用したレンズをα7R IVに付けるといずれもかなり固く、両手でボディとレンズをしっかり握っても取り外すには僕自身の握力が弱くなっていることもありますが、かなりの力を要します。これはボディの剛性を増すことと同時に公差を狭めているかもしれませんが、α7R IVのレンズ交換の固さは半端じゃありません。もちろん交換レンズメーカーによっても若干その強弱は異なり、サムヤン→ タムロン→ シグマの順で固くなります。ここにたまたま手元にあるソニー純正(CZ16-35mmF4ZA)を入れると、ソニーがトップに柔らかいのですが、これは私の手元にあるレンズだけのことではないと思うのです。いずれにしてもα7R IVでのレンズ交換には力がいります。

タムロン17~28mmF2.8 DiIII RXDで使う

 タムロンソニーFEマウント用レンズとして、2018年5月に発売された「28~75mmF2.8 DiIII RXD」に引き続くシリーズレンズともいえるもので、従来このクラス前後のズームレンジを持つソニー・ツァイスのバリオテッサーFE16~35mmF4ZAから比較すると、ワイド・望遠端とも少し抑え気味ですが、ズーム全域でF2.8と大口径でコンパクトしかも軽量な鏡胴には驚きます。

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≪左:ボディに装着、中:マウント基部を見ると、外周のすぐ内側に防塵・防水のためでしょうか黒いゴム製のひだがついています。右:専用の花形フードを付けてみました。フルサイズ用とはいえ、小型であるために撮影時は苦になりませんでした≫

■いつもの英国大使館正面玄関

 この場所の撮影は定点観測的に行っていて、春夏秋冬を通して晴天の日、朝10時から10時半ぐらいの間に、英国大使館の正面玄関屋根中央直下のエンブレムにピントを合わせ、絞りF5.6に設定して撮影しています。撮影にあたっては、従来は三脚を立てていましたが、昨今のカメラではこのような状況下では手ブレすることもなく、手ブレ補正を含めたカメラの性能を知るということから、最近はすべて手持ちで撮影することにしています。

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 ≪焦点距離:28mm、F5.6・1/640秒、ISO100、AWB≫ 前日雨、午後から曇りの合間の晴れ間ですが、天候には恵まれました。まずは、タムロン17~28mmの最望遠側焦点距離28mm時を乗せました。直線性も良く、この画面からはディストーションなどまったく感じさせませんし、周辺の光量が低下するというのもありません。レンズに目盛られている、広角側17mm、20mm、24mmも撮影しましたが、ここでは28mmだけとしました。画面の各部を見てみてもこれといった難点はありません。左側のオレンジ色のポールの発色が幾分濃く感じますが、これはソニーの一貫した色づくりによるものです。

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 ≪上の写真を画素等倍まで拡大した画像≫広角だとこれから紹介するシグマとサムヤンは撮影倍率が高くなりますので、より解像感が高く感じるかもしれませんが、撮影距離が同じなので、そのようなことになります。この等倍画面からわかることは、6,100万画素にもしっかりレンズ性能がついていってることで、エンブレム表面の石調子が飛んでなくきれいに描出されているのは、ダイナミックレンジが15段と広いといっているα7R IVならではの性能が多分に影響しているようです。

■ランダムな被写体で

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≪ホテル、焦点距離:17mm、F6.3・1/160秒、ISO 100、AWB≫ 最広角端の17mmでの撮影ですが、青空の部分も光量落ちはないし、ほぼ逆光で、露出の設定の仕方にもよりますが、右側ビル壁面のハイライト部分は飛んではいますが、補正なしの状態でも玄関ロビーから出てきた人もつぶれなく描出され、ビル壁面左側もきれいに描出されています。左壁面の奥の方を画素等倍まで拡大するとわずかに色収差の影響がでていますが、アウトフォーカス部分でもあり、実用的にはまったく無視できるレベルです。

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半蔵門の御屋敷、焦点距離:28mm、F7.1・1/200秒、ISO 100、AWB≫中央の樹木にピントを合わせていますが、拡大すると1枚1枚の葉が必要十分に分離して見えます。

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ノウゼンカズラ焦点距離:28mm、F4.5・1/80秒、ISO100、AWB≫ ビルの飲食店の店頭に咲くノウゼンカズラの花です。このレンズは、ワイド側で19cm 、テレ側で 26cmの近接撮影ができるというもので、かなりマクロ的な撮影もできます。このノウゼンカズラの場合には、28mmで撮影ですが、最も近接できるところまで近づいてこの範囲が写りますから、マクロレンズ的な使い方も十分できました。この画面からではわかりませんが、雌しべを画素等倍に拡大すると、胞子の粒々がきれいに分解して見えるほど解像力は高いです。

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クヌギのどんぐり、焦点距離28mm:F8・1/320秒、ISO100、AWB≫ 逆光状態で木のテーブルの上に並べた中央のどんぐりにピントを合わせてみました。左右640ピクセルの画像ではわかりませんが、フルピクセルで画素等倍に拡大すると左背後の葉の葉脈まで描出される解像度をもっていることがわかり、背後の草のボケ味もクセがなく、テーブルのエッジの直線性もまずまずで好感持てる描写です。ボディの側から見ると、シャドー部も拡大するとわかりますが、つぶれていなく低感度時は約15段のダイナミックレンジが得られるというのは、このあたりをいうのでしょう。

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≪ほっこり広場にて、焦点距離24mm:F6.3・1/160秒、ISO100、AWB≫ 夏草の生い茂る中のベンチとテーブル。人はいませんが、人の温もり感じさせる場所です。画像を拡大して見ると、草の1本1本が解像している均質のシャープさには驚きます。

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≪八国山のきのこ、焦点距離28mm:F2.8・1/120秒、ISO50、AWB≫ 山の麓を歩いていたら、切り株にきのこが自生していたのでクローズアップ撮影。何も考えずにフレーミングとピントだけを確認しましたが、ブレずに高解像に撮影できました。まさにカメラとレンズの合体で撮影できたというわけです。

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≪国宝正福寺、焦点距離:28mm、F8・1/80秒、ISO 100、AWB≫かつてこのシーンでは屋根に吹かれた杉板の重なった目にモアレが必ず発生した時期もありましたが、今回のα7RIVとの組み合わせでは、タムロン、シグマ、サムヤンのいずれもモアレの発生はありませんでした。

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≪わが町の富士山頂上のケヤキ焦点距離26mm:F6.3・1/160秒、ISO50、AWB≫ 同じ場面をかつて、CZ16~35mmF4で撮影したことがありますが、中央ケヤキ大木の右下枯れ木の枝が色収差の影響か赤くなりました。カメラは7RIIでしたが、α7RIVとタムロン17~28mmF2.8 DiIII RXDの組み合わせではそのようなことはありません。拡大して見ると木々の葉はきれいに分離して見えることは当然のことでした。

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≪ご自身の作品「Player and Alter」の前に立つアーティスト小野サボコさん、焦点距離17mm:F2.8・1/30秒、+0.7EV補正、ISO500≫ 表面を細かく凹凸に加工されたアルミ箔の前に立っているので、明らかにアンダーになるだろうと+0.7の補正を加えてみましたが、露出補正なしでも拡散光状態なので反射が多いためでしょうか顔はつぶれることなく、まずまずの結果が得られました。(Roonee 247 fine artsにて)

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≪夜のゴジラ通り、焦点距離:28mm、F2.8・1/15秒、ISO 50、AWB≫カメラ操作に慣れていないので、いつの間にかISOオートにしていたはずが、ISO50にマニュアルセットされていました。気づいた時には一瞬すべて撮影し直しかと思いましたが、みごとブレないでピントが合っているのです。ということでゴジラにピントを合わせてありますが、画素等倍にしてみるとびっくりするほどのシャープなのです。手ブレ補正機構の働いたカメラもすごいし、レンズもすごいといったところです。左の中央には海の家(かつてはマリンの家)と書かれた看板が見え、当時のマスターKさんの写真もあります。縁があって何度か通いましたが歌舞伎町にも40年ぐらい変わらない店があるのには驚きました。

 ここにはタムロン17~28mmF2.8 DiIII RXDで撮影の代表的な作例だけ掲載しましたが、使っていてズーム全域でF2.8という性能をもち、小型・軽量で描写特性も良いなど、素晴らしく好感を持てるレンズです。今回このレンズをα7RIVで使うと公言しましたら、2人のプロカメラマンから声かけられました。1人は、明るくても小型で、描写も良く安いというのです。もう1人は女性でAPS-Cのボディで使いたいというのです。APS-Cで使うと25.5~42mmレンズ相当の画角となるわけですから、それはそれで使いやすいわけで、小型レンズならではの発想でしょう。とはいっても、すべてがベストかというとそうではなく、ズームレンズとして広角・望遠端の歪曲はわずかながらあるのも事実です。ただこのような場面に遭遇するのはきわめて少なく、日常の撮影では気にならない範囲です。いずれにしても注文待ちという現実を垣間見た気がします。

●シグマ45mmF2.8DG DNで使う

 昨今のシグマレンズでは、Artレンズが多く知られ人気ですが、この45mmF2.8DG DNは 、❝Contemporary❞というグループに属するレンズで、シグマによると『最新のテクノロジーを投入、高い光学性能とコンパクトネスの両立で、幅広い撮影シーンに対応するハイパフォーマンス・ライン』だそうで、Art、Sportsなどのラインに比べると少しわかりにくいですが、コンテンポラリーの意味からすると現代的なとか言うことになるのでしょうか。とはいっても、このレンズは7月11に発表したシグマ初のベイヤー方式フルサイズセンサーを搭載した「シグマfp」と同時に発表されたもので、ソニーマウント用にfpボディより先にソニーマウントで発売されたのです。

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≪左:α7R IVボディに装着。レンズ先端のローレットはマニュアルフォーカスリングで、その左側にはAポジション付きの絞りリングがあります。絞り値はF2.8~22までで、1/3刻みでクリックストップが効くのです。フードは約1mm厚のアルミ金属で、外側は平目のローレット加工が施され、内側には反射防止の溝が円周状に刻まれています。装着は位置合わせして45°の回転でクリックストップし、取り外しボタンはなく、単純にその逆回転だけで行え、ひっくり返してそのままレンズ本体にかぶせて収納できます。

右:カメラを構えてレンズ左側側面にはAF/MF切替のフォーカススイッチがあり、その上にはコンテンポラリーを示すⒸのマークが銀色に輝いています≫

 ご覧のように、レンズ外観からはオールメタル仕上げでメカメカな感じで直線を主体にして仕上げられています。このうちレンズ側のAポジション(AUTO、AE)と1/3段刻みの絞りリングは、ボディ側のモードダイヤルをA(絞り優先AEマニュアル露出)にセットした時に機能し、プログラムAE、シャッター速度AEに設定の場合には絞りリングはどの位置にあってもボディ側から制御されます。

■いつもの英国大使館正面玄関

 撮影はレンズを手にした日が遅く、タムロンとは別の日に撮影しましたので微妙に異なりますが、天候、時間、絞り値、フォーカスポイントなどすべて同じです。

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 ≪焦点距離:45mm、F5.6・1/800秒、ISO100、AWB≫ 午前中は曇りの予報でしたがうまく晴れて青空となり、午後から曇りとなりましたが撮影の天候には恵まれました。左右640ピクセルのこの画像から見えることは、だいたいの色調と天候の具合ぐらいでしょうか≫

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 ≪上の写真を画素等倍まで拡大した画像≫すでにタムロンの項で述べていますが、焦点距離が異なると撮影倍率が異なるので、焦点距離が長いほうが解像的には有利です。さてこの解像度は、過去同一条件で撮った中ではトップクラスの画像となりました。もちろんα7R IVの6,100万画素と45mmF2.8DG DNレンズのなせる業だと考えますが、過去の例からするとこの条件を超えているのは、シグマのクアトロHと35mmF1.4DG HSM Artであるというのもなんか皮肉なものです。このあたりの評価にはそれぞれ考えがあるでしょうが、京都MJの「ライカに始まりライカに終わる」のバックナンバーを引き出してもらえれば幸いです。

■ランダムな撮影

 さてこのレンズはシグマのHPのSEIN・大曽根語るでは描写として『ボケを美しくなだらかにするには球面収差が鍵となる。光学設計者からは、単に球面収差を「補正」するのではなく、球面収差を明確に残しつつしかも高度なコントロールを行い、特にボケが顕著に出やすい中~近距離では明確に球面収差によるフレアーを発生させ像を滲ませる、という手法が提案された』となっていて、絞り効果を効かせなく、開放でフレア成分が多いというと私が知る限りでは、過去に2本のレンズがあります。1本は、ヘクトール73mmF1.9(3群6枚構成、1932年)、もう1本はメディアジョイ SOFT type1:90mmF2.8(1群1枚構成、シグマが設計製造したとメディアジョイから聞いています)の2本です。この2本は、いずれも開放で使うとフレアがバリバリでボケボケの感じなのですが、ところが細部を拡大すると絞り開放でも素晴らしく解像力が高いのです。つまりどちらもソフトフォーカス系、絞り込むことによって、通常のレンズ描写になるというのですが、シグマの45mmF2.8DG DNでは、撮影距離が短いとフレアが発生し、0.7~1mあたりから解像の高いコントラストある画像が得られるというのです。絞り効果でなく、撮影距離によってフレアが制御される設計だというのが、クラシックレンズでなく、現代のレンズであるというわけです。レンズ設計のことはわかりませんが、像面の湾曲にも関係あるのではということもありますが、まさにコンテンポラリーな現代レンズなのでしょう。そのあたりを念頭に置き、さまざまな場面で撮影した写真をお見せしましょう。

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≪夕暮れの新宿モード学園焦点距離45mm、F2.8・1/50秒、ISO160、AWB≫ 絞り開放場ですが、画素等倍に拡大して見ても、モード学園ビルの窓の輪郭もしっかりとして解像しています。とはいっても固い描写というわけではなく、全体的には柔らかな調子再現という感じです。

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≪西武園大観覧車、焦点距離:45mm、F8・1/400秒、ISO100,、AWB≫ さすが絞りF8まで絞られるとシャープになります。解像力は絞り開放より数段絞ったF8、F11あたりで最も高くなるといった、昔からの法則通りですね。観覧車の1つ1つを画素等倍まで拡大して見ると、中にいる人が識別できるほどの解像度です。6,100万画素とレンズの組み合わせででてくる解像性能です。

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≪ボケの感じを見る、焦点距離45mm:F3.5・1/80秒、ISO100、AWB≫背景のボケ味を調べるために右の花のつぼみにピントを合わせ、撮影距離は約30cmだったと思います。確かに、撮影距離が短い部分は描写が柔らかいようです。背景の女性は、柔らかなボケにとけ込んでしまいました。

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サルスベリの花、焦点距離45mm:F6.3・1/250秒、ISO100、AWB≫サルスベリの花が草の上に落ちていました。コンパクトやミラーレスなどのコントラスト検出のカメラだと、通常このような場面では花にピントがいかずに、背景に合うのですが、花びらが大きかったせいかしっかりとピントを合わせることができました。かなり近接していますが、合焦した部分はシャープです。

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≪枯れ木にツタ、焦点距離45mm:F5.6・1/200秒、ISO100、AWB≫ 枯れ木に絡まったツタにピントを合わせ、背景からぐっと浮き上がった感じを狙ってみました。ピントが合った場所のシャープさはなかなかですが、背景の樹木のボケ具合を見てください。特に葉の間から見えるボケはこの左右640ピクセルでも確認できます。木漏れ日を背景に絞り開放、近距離でフレアを発生させたポートレイト撮影などに良いかもです。

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クヌギのどんぐり、焦点距離45mm:F7.1・1/320秒、ISO100、AWB≫ まったくの逆光状態ですが、同じ場面を撮ったタムロンと比較すると鮮鋭度は別にして、発色とコントラストがわずかに違うという感じですが、焦点距離の違いは背景の草のボケ具合が大きく異なります。

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≪スタジオBT深谷さん、焦点距離45mm:F2.8・1/60秒、ISO100、AWB≫  中古カメラ市で今若い人に人気だというフィルムカメラを持ってもらいました。近距離で球面収差を残した描写とは、こういう場面をいうのでしょうか。このカットだと、絞り開放で、前ボケも、後ボケもわかります。ここまで人物を近接すると、カメラが自動認識して瞳AFとなりました。実際は、向かって左の目を認識し合焦しています。ピントから外れた髪は柔らかな描写をしています。ボケはきれいでも顔は見にくいなんて言わないでくださいね。

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西武新宿駅前の大道芸、焦点距離45mm:F2.8・1/3200秒、ISO32000、AWB≫  AFで演者の顔にピントを合わせて、ここぞという所のチョイ前でシャッターを押していますが、拡大して見るとISO32000ということでざらつき感はありますが、目にしっかりピントがきていますし、上空を舞うピンの光沢感もなかなかですし、夜撮った感じがいいです。1/3200秒でISO32000、まさに最新のカメラ技術が可能とした撮影です。

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≪夜のゴジラ通り、焦点距離:45mm、F2.8・1/20秒、ISO 50、AWB≫ やはり左右640ピクセルではわかりにくいですが、ゴジラにピントを合わせていますが、元データを画素等倍まで拡大すると、レンズの解像力の実力はわかるところです。 ISO感度設定50は、愛嬌です。

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≪口径食を見ました、焦点距離:45mm、F2.8・1/13秒、-1.7EV補正、ISO 50、AWB≫ レンズの長さを考えると致し方ない口径食でしょうか。こちらもISO感度設定50は、愛嬌というかケガの功名です。

 シグマの45mmF2.8DG DNは、使い方は簡単ですが、設計者の意図を汲んでレンズ特性を生かして使いこなすには難しいレンズです。今までレンズは絞り開放でどれだけシャープかなどで評価してきましたが、そうではなく、このレンズは撮影距離によって球面収差が発生しホンワリとした描写がされるというのですが、ピントはあくまでも合わせた所はシャープにというのがコンセプトなようです。実はそのあたりに関しては、すべて撮影し終えて原稿を起こすときに初めて読んだシグマ商品企画部長の大曽根康弘さんが執筆する、同社Web情報誌SIENの「大曽根、語る」で初めて知ったのです。なぜ使い終えてから読んだかというと、特定の商品に先入観を持って使いたくないからで、レンズ評価も自分の撮影結果だけで、他の人のレポートは極力読まないようにしています。改めてここで取扱説明書を読んでみるとそのような光学特性には一切触れられていないのです。これは、もったいないです。製品名にそのような機能を示す名称を入れ込むとか、取扱説明書に何らかの解説がないと設計者の真意が伝わらずに混乱します。私の友人のレンズグルメの達の多くは、絞り開放でどのような描写をするかですべてを判断しているので、簡単にダメだしされてしまう恐れがあります。

 また、近距離ソフトの描写はどんな被写体を想定したかですが、SIENの「大曽根、語る」にはテーブルの上の花が作例として出ていましたので、このあたりのテーブルフォトを狙ったのだなとわかります。今回、私のランダムに撮影した作例の中から開発意図に見合うものを探し出しましたが、お眼鏡にかなったかな?と思うのです。もともとはシグマfp用のレンズかとも思うのですが、設計時にはソニーゾナーT*FE 35mm F2.8 ZAをかなり意識したものであったようです。このあたりは、フルサイズミラーレス後発のニコンキヤノンにはないスペックのレンズです。数の上ではソニー用かもしれませんが、ニコンキヤノン用も待ち望まれているはずですから、一層の奮起をと思うわけです。せっかくだから、ネーミング考えました「シグマ45mmF2.8DG DN nsf」なんてどうですか? 私は何も権利を主張しません。ご自由に。

●サムヤンAF35mmF2.8FEで使う

 ケンコー・トキナーが発売する「SAMYANG 35mmF2.8FE」はシグマ45mmF2.8DG DNがそうであるようにソニーゾナーT*FE 35mm F2.8 ZAをかなり意識した設計であることは間違いないようです。そのことは同じ焦点距離・開放F値でありながら、さらなる薄型のパンケーキタイプを目指したことや軽量であることなどからわかります。

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≪左:ソニーα7R IVに装着、右:㊧専用フード、㊥本体、㊨専用ケース≫ このレンズのおもしろい所は、フィルターがフード(40.5mmΦ)と本体(49㎜Φ)の2カ所に取り付けられることで、堅牢ながら妙に軽量な専用ケース(右端)が付属してくることです。また軽量を目指したことからでしょうが、レンズの鏡筒、フードなどはすべて樹脂製です。レンズ鏡胴のターレットが刻まれた部分がマニュアルのフォーカスリングであり、カメラに装着した状態で外観的に特に違和感あるところはありません。

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≪左写真:㊧シグマ45mmF2.8、㊨サムヤン35mmF2.8のマウント部、右表:ソニー、サムヤン、シグマの仕様比較≫
  サムヤンのマウント部を見てみると、マウント結合部は梨地にアルマイト加工された金属で、さらに電気接点が他社より2個多い12個となっているのです。考えるところ、たぶん余分の接点2個は独自なものでレンズのファームウェア書き換えなどに使われるものだと考えますが、この2年間でその必要性は感じたことはありません。

 写真の関係でここに書きますが、シグマのマウント部外周部には、防塵・防水のためにタムロンと同様、ゴムのひだが付いてます。

 比較表を見てわかるのは、サムヤン、シグマがソニーゾナーをスタートに何を頑張ったかよくわかります。

■いつもの英国大使館正面玄関

 撮影日時はシグマと同一、撮影条件はタムロン、シグマと同じということで、絞りF5.6で屋根中央直下の大使館エンブレムにピントを合わせています。

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焦点距離35mm、F5.6・1/800秒、ISO100、AWB≫VGA画像で全景からわかることは、画角とか色合いですが、左下がたる型に湾曲しているように見えるのは、地面がそのように曲がっているからで、お間違いのないように。

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≪上の写真を画素等倍まで拡大した画像≫  すでにタムロンとシグマの項で述べたことですが、画素等倍で見たときには焦点距離が長くなるほどターゲットゾーンのエンブレムは大きく見え、解像力が高いように見えます。その点においてはサムヤンにおいてもかなりの高解像な像をだしていますが、やはり6,100万画素という高解像機であるα7R IVの効果によるものも大だと思いますが、基本的にはレンズ性能が大切なわけです。このレベルがどのようなものか、京都MJの「ライカに始まり、ライカに終わる」に同じ画面を見比べてもらえれば幸いです。

■ランダムな撮影

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 ≪ネットの向こうは西武ドーム焦点距離35mm、F8・1/400秒、ISO100、AWB≫ 手前と奥に緑色のネットが張られていますが、F8に絞られているとこの画面ではわかりませんが、元データで拡大すると前後のネットがすべてピントが合っているように見えます。ドーム屋根の質感、ネットの描写とも文句ありません。

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≪ソクハイ・バイク、焦点距離35mm、F4.5・1/100秒、ISO100、AWB≫ 塗装されたバイク、荷物ケースなどの光沢感がいい感じで再現されています。撮影距離約2mぐらいでしょうか、アスファルトの路面を見ると深度がわかります。

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≪ボケの感じを見る、焦点距離35mm:F4・1/80秒、ISO100、AWB≫ ピントは右端の花のつぼみに合わせてあります。画面左上を見ますと、樹木の葉の間からこぼれる背面の光の部分が球面状に見えますが、大きく伸ばすとより顕著に見えてきます。同じ場所でシグマ45mmで撮影していますが、ボケ具合がサムヤンの方が元の形状を残していますが、これはシグマとサムヤンの焦点距離10mmの違いによるところが大きいでしょう。

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≪ススキの穂、焦点距離:35mm、 F2.8・1/2000秒、ISO100、AWB≫ 絞りF2.8と開放でススキの穂にピントを合わせました。画素等倍まで拡大しても十分解像しているのがわかります。このカットで気に入ったのは、青空の周辺がフィルムカメラで使ったようになだらかに減光していることです。ただし、このような効果はレンズの性能によることはもちろんですが、α7R IVとの組み合わせでの描写特性であって、撮像素子の特性に依存する部分が大です。 

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≪バラの花、焦点距離:35mm、F4.5・1/1000秒、ISO100≫ 西武園のイングリッシュガーデンに咲くバラの花ですが、左中の花の雌しべにフォーカスしましたが、ジャストピントでα7R IVのAF特性も良いということになりますが、雌しべの部分を拡大して見るとしっかりと解像し花粉粒まで見えます。同じ場面を他のレンズで比較していないのでわかりませんが、アウトフォーカスした背景の樹木の葉の間のボケはリング状を示しているので、残存球面収差があるようです。ボケ描写は好みもあり判断が難しいです。

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クヌギのどんぐり、焦点距離35mm:F6.3・1/200秒、ISO50、AWB≫ タムロン、シグマと同じ時に撮影しましたが、ISO AUTOで撮影したのに50になったのは不思議です。3種のレンズともこのようなシーンでは、十分な解像をもって質感描写されました。背景のボケ具合も良くご覧ください。

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≪夜のゴジラ通り、焦点距離:35mm、F2.8・1/30秒、ISO 50、AWB≫ 35mmという画角分の描写ですが、やはりゴジラにピントを合わせてあります。ゴジラを画素等倍まで拡大するとF2.8という開放絞りであるということも手伝ってか、十分解像はしているけれどわずかに柔らかいかなという印象はありますが、この差がわかるのは極端に拡大した極大プリントではないかと思うのです。

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≪口径食を見ました、焦点距離:35mm、F2.8・1/20秒、-1.7EV補正、ISO 50、AWB≫ 左右ボケに口径食が見えるのは致し方ないとして、よく見ると丸のボケの周辺がわずかに輪郭がでているので、使い方によっては昨今の若い人たちが好む玉ボケ、シャボン玉ボケというような表現も可能になってくるのではと思ってしまいました。

 サムヤンAF35mmF2.8FEはケンコー・トキナー取り扱いのレンズですが、製造は韓国の三洋光学(サムヤン)であって、ソニー用のAF交換レンズを早くから手がけていました。実はこのレンズ発売時に入手していましたが、当時は7Rと7RIIで使ってみたのですが、なんとなくなじめなくそのままでしたが、この時期元祖ソニーゾナーT*FE35mmF2.8を規範にしたレンズとしてシグマも登場しましたので、サードパーティのAF交換レンズというくくりで、改めて比較してみました。結果はご覧の通りですが、カメラボディが変わり画素数が増えると画質が良くなるのかと思うほど健闘しました。実際はセンサーの特性、画像処理エンジンなどによるものなのでしょうが、改めてデジタルカメラにおけるボディと交換レンズの関係を考えさせられる結果となりました。

●最新「ソニーα7R IV」とタムロン、シグマ、サムヤンのソニー用レンズ

 今回はフルサイズ6,100万画素という高画素機で、ミラーレス専用に開発された3本の交換レンズを使ってみた使用記ですが、改めてクイックなAF、シャッター音の軽減、ファインダーの見えやすさなど、最新ボディの仕様には表れない進歩を十分に感じさせ、写真画質というのはレンズだけでなくカメラ本体と組み合わせて性能がでてくるのだ、という当たり前のことを再認識させられました。また6,100万という高画素も、最初はいかがなものかと考えていましたが、やはりそれだけのメリットがあり、それぞれ用意したサードパーティのレンズもすべてボディについてこれたということです。今回、過去のボディでの結果をいくつか振り返ってみましたが、明らかに最近のボディは発色もクリアで色抜けが良く、画素数分だけ解像も上がってきているのです。

 タムロンの17~28mmズームは、なぜこんなに明るくて、軽く小さくて画質が良いのか?。シグマの45mmF2.8は新しい考え方のレンズですが、確かに柔らかい描写だけどシャープなことも確かなレンズです。ところが今回のシグマ、サムヤンのレンズを付け替えながら使用中に、知人のプロ写真家がα7R IVのファインダーを室内で覗き、簡単にサムヤンがクリヤでいいと言い切ってしまいました。この時点では僕もシグマSAIN「大曽根、語る」の文章を読んでなく、すでに大半の実写を終えていたので意外でしたが、プロ写真家TKさんは、しっかりとシグマ設計者が意図するところをファインダーを覗いただけで、一目で見抜いてしまったのです。やはりこのレンズは、絞り開放で近距離はソフトな描写だという特徴をしっかりとアナウンスするなり、製品名に盛り込まないとこれからも誤解は生じるでしょう。もったいない話です。そしてサムヤン、確かに開放では少しあまい所はありますが、少し絞られるとその描写はご覧の通りとなりました。結局、どれがいいかなどということでなく、みんな良く写るし、自分の好みで財布と見比べて買ったらいいというのが結論です。

 すでに、ミラーレスフルサイズには、ソニーに加え、ニコンキヤノン、シグマ、パナソニック、ライカが参入しているわけですが、ソニー、シグマを別にすれば、皆、性能、大きさ・重さ、価格ともヘビーな部分を目指しているようですが、レンズメーカーとしてはこのあたりに生きる道が十分にありそうです。 (^_-)-☆

※本レポートは後日、京都メディアジョイのサーバー「ライカに始まりライカに終わる」にデータを編集し直して、画素等倍で拡大して見られるように移行します。MJのサイトでは、過去の主だった機種がアップされていますので、常に共通した被写体である英国大使館の正面画像などのバックナンバーを見ることができます。

「non - tessar 四枚玉の写真展」に参加します

 来たる8月23日(金曜日)~28日(水曜日)までの6日間にわたって神奈川県・溝の口駅前“ノクティプラザ2の12階”で行われるグループ展「non - tessar 四枚玉の写真展」に参加します。4枚構成のテッサータイプでないレンズで撮影した写真展です。

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 私は、1903年アメリカ製のボシュロムR.R.レンズから、1924年ドイツ製エルノスタ―10cmF2、1955年製のライツヘクトール135mmF4.5、1955年日本光学製のW-ニッコールC2.5cmF4、1963年旭光学工業製フィッシュアイタクマー18mmF11、1983年日本光学製Aiニッコール135mmF3.5、2016年中国製 Iberit 90mmF2.4レンズまでの7本で、8枚のA3作品を展示します。
お近くにお住まいの方お時間許せば、ご覧ください。

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「リコーGR」の人気はどこまで

 去る8月9日~12日まで東京ビッグサイトで「コミックマーケット96」が開かれていましたが、そこで面白いものを見つけました。右下の写真にある「佐藤評論」という冊子なのですが、リコーGRへの思いを綴ったものが大半を占めますが、B5判で表紙1~4を別にして62ページで構成され、内容としてはかなりまじめなのです。

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 私が驚いたのは、上の写真に示すように、「写真工業」でリコーGR1を特集した1997年4月号の表紙デザインをそっくり使っていることです。当時この雑誌を編集していた私にとっては驚きですが、GR1と雑誌「写真工業」に対する思いがこのような形で、再現されるとは編集冥利に尽きるといっても過言ではないでしょう。

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≪表紙だけでなく本文のタイトルや見出しも写真工業のレイアウトデザインをそのまま踏襲しているのです。はたしてこれはパロディーかオマージュか。佐藤さんに連絡をとり聞いてみると、佐藤さんは写真工業を休刊後に知りファンになったそうです≫

  内容としてはどうやら、制作者の佐藤成夫さんが、リコーGR-1の試作機をネットオークションで手に入れてから、GRシリーズ研究への火が付いてしまったようです。その試作機が「佐藤評論」の表紙に写真工業的に埋め込まれているのです。佐藤さんは、試作GR1と市販GR1を仔細に比較して、試作GR1を動かそうと、サービスへ出向いたり、GRファンミーティングに出向き、当時の試作関係者らしき人に直接コンタクトを取り修理ができないと知った『幻のカメラを追って:リコーGR1編』の第1部に始まり、第2部『GR1というカメラ その成立と制約』、第3部『筆者とGRシリーズ』と起承転結させているのです。特に第2部のGR1というカメラ その成立と制約の項では、機構的に、光学的に、特許図面までを引用して検討され、さらに他社コンパクト機の光学系までを複数例題に出すなど本格的です。巻末には、参考文献として写真工業、カメラレビューなどのカメラ誌に加えて、業界紙カメラタイムズ、特許公報などから分析検討を加えていて、単なるカメラエッセー集ではないことを明示してます。

 なお、佐藤評論をご覧になりたい方は、

https://njcp.booth.pm/

https://shop.comiczin.jp/products/list.php?category_id=7990

に、アクセスしてみてください。現在は、新刊登録されていないため購入できませんが、やがて通信販売が開始されるとのことです。ちなみに佐藤評論№7の価格は1,000円で、発行日はコミックマーケット96に合わせて2019年8月12日発行となっています。いずれにしてもリコーGR1と写真工業はこのようなユーザーを持ち得て幸せなことです。 (^_-)-☆

“ニコンZ7”でツァイスレンズを使う 「TECHART TZE-01」

 今春のCP+2019に面白いマウントアダプターが2つ参考展示されていました。1つは焦点工房ブースの、TECHART社ニコンZ用のマウントアダプターでソニーのFEレンズがAFなどがニコンZシリーズで作動して使えるというのです。もうひとつはKIPONの「CANIKON」というマウントアダプターで、キヤノンのEFレンズがニコンZのボディでAFを含めて作動するというものでした。

 それから待つこと約半年、ソニーFEレンズ⇒ニコンZボディ用マウントアダプター「TECHART TZE-01」が7月下旬に焦点工房から発売されたのです。早速入手してみましたので、その使用結果を報告しましょう。

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  まずこのボディとレンズの組み合わせので、写真仲間に手渡すと、何も気づかずに操作する人、少し触って、何これおかしくない?と気づく人は半々だという感じでした。それというのもこの「TECHART TZE-01」は、『ソニーαのマウント内径46mmとフランジバック18mm』と『ニコンZのマウント内径55㎜とフランジバック16mm』の、わずかな寸法差を利用してマウントアダプターを作ってしまい外観的にはマウントアダプターの装着はほとんどわからないのですから驚きです。

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 それをわかりやすくするには?と考えたあげくの写真がこれです。この「TECHART TZE-01」マウントアダプターを立たせるのに苦労しました。仕掛けが丸見えですが、この辺でご勘弁をというわけです。これを見ておわかりのようにマウント内径差9㎜、フランジバック差2㎜、マウント基準面から約5㎜の後部マウント篏合部を利用して、ソニーのFEレンズがニコンZボディに取り付くようになっているのです。それも、単に取り付くというだけでなく、AE・AFに連動するというわけです。

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≪左:ニコンZ7のマウント部分、右:ニコンZ7に「TECHART TZE-01」を装着。よく見るとおわかりのように、ニコンZマウントの電子接点が上にあるのに対し、ソニーαの電子接点は下にあるのです。この上下差とわずかな寸法違いを利用してTZE-01マウントアダプターは成立しているのです≫

 このあたりどのように考えたらいいのだろうかと思うのですが、あれこれ考えていたら“ソニーマウントのレンズがニコンZマウントボディに取り付く”と考えるよりは、上の写真に示すように“ニコンZのマウントをソニーαのマウントに変える”アダプターと考えると、使い勝手を含めてわかりやすくなるのです。こうすると、ニコンボディのレンズの着脱回転方向が他社とは逆であるのが苦手な人には朗報となるかもしれません。

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≪今回は、ツァイスT*バリオテッサーFE1635mmF4 ZA OSSソニーFE70~200mmF4G OSSの2本を用意して実写の検討を行いました≫

 まずレンズを取り付けて気になるのが、取り付けやすさと外しやすさです。このあたりは、ニコンマウントとソニーマウントの脱着方向が逆であることが、うまく幸いして、一体感は十分にあります。そして、過去のマウントアダプターにありがちなガタはまったくといっていいほどなく、撮影時にも上記レンズの組み合わせでは問題なく、レンズ側を持って、ボディ側を持っての操作ではまったく問題ありませんでした。続いて電源をONにし、シャッターボタンを半押しするとAFが作動し、合焦でエリアがグリーンになりシャッターが切れるなどオリジナルレンズと大きく変わる部分はありません。またターゲット追尾AFなども可能で、使用上はつまらないほどあたりまえに操作できました。基本的にレンズの動作と性能は、ボディによるというわけですね。

■さまざまなシーンで実写してみました

 2本のレンズでさまざまな場面で撮影してみましたが、取り立てて問題にするような場面はありませんでした。基本的には、AE・AFなどを含めて、ボディの仕様、性能に従って撮れているわけです。

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ニコンZ7+TZE-01+バリオテッサーFE16~35mmF4:焦点距離16mm、プログラムAE、絞りF10・1/400秒、ISO100、デーライトAUTO(豊平館)≫

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ニコンZ7+TZE-01+バリオテッサーFE16~35mmF4:焦点距離21mm、プログラムAE、絞りF4・1/20秒、ISO180、デーライトAUTO(豊平館広間)≫

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ニコンZ7+TZE-01+バリオテッサーFE16~35mmF4:焦点距離35mm、プログラムAE、絞りF7.1・1/200秒、ISO100、デーライトAUTO(木化石)≫

 なおバリオテッサーFE16~35mmF4は、超広角ズームであるがために残念ながら被写体によっては16mm側で樽型歪曲が、35mm側で糸巻き型歪曲が目につくのですが、カメラ側のマニュアルでレンズ登録して、マニュアルでの歪曲補正はほとんど効果ありませんでした。念のためと、ソニーのα7Ⅱボディに取り付けて同じ場面を比較撮影しても歪曲はほとんど同じでした。歪曲を補正するには、撮影後Z7ボディ内の画像編集メニューの、ゆがみ補正やアオリ効果を使った方がよく、さらにはレタッチソフトでの補正の方が大きく見れていいでしょう。

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ニコンZ7+TZE-01+FE70~200mmF4G:焦点距離170mm、プログラムAE、絞りF4・1/500秒、ISO100、デーライトAUTO(ショウブとボート)≫

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ニコンZ7+TZE-01+FE70~200mmF4G:焦点距離200mm、プログラムAE、絞りF4・1/200秒、ISO100、デーライトAUTO(赤く色づいた落葉)≫

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ニコンZ7+TZE-01+FE70~200mmF4G:焦点距離122mm、プログラムAE、絞りF4.5・1/250秒、ISO100、デーライトAUTO(ネムノキと石の彫刻)≫

 ソニーFE70~200mmF4Gは、同じ焦点距離であるF2.8より小型・軽量であるためにハンドリングも良く、高画素を活かすシャープさがなかなかいい感じです。

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≪左:今回の実写撮影は、ソニーFEレンズを用いて行いましたが、ニコンZボディ+TECHART TZE-01+シグマMC-11アダプターを組み合わせれば、ニコンZボディでシグマのキヤノンEFマウントレンズやキヤノンEFレンズがグングン動くのです(左はキヤノンEF50mmF1.4、右はMC-11アダプターを介してシグマ35mmF1.4Artを取り付けています)。右:マウントアダプターTZE-01のリアキャップ部分にはUSB端子が付いていて、TZE-01のファームウエアアップが行えるというのです。ということで、当初は単純にニコンZの信号をソニーレンズの接点に変換して流して情報をやり取りしているのではと考えましたが。どうやら実際はマウントアダプターの中にそれなりの電子チップが入っている感じなのです≫

 このほか、手元にあったソニーEマウントのタムロンズーム、ソニーFEマウントのサムヤンのAFレンズも問題なく作動しました。特にタムロンのズームはEマウントで18~200mmのDX(APS-C)対応レンズなのですが、ニコンZ7の場合はFX、DX、5:4、1:1、16:9と撮像範囲設定が5種類あるために手動セットとなりますが、27~300mm相当の小型高倍率ズームとなり、この組み合わせは小型・軽量の万能機として使えます。

 撮影後のExifデータはどのように書き込まれるかは興味あるところですが、Exifを読めるソフトにもよりますが、私の使うPhotoshopCS5では、レンズ名の所には“16.0-35.0mmf/4”と表示されます。純正のZレンズを使うと“NikkorZ 24.0-70.0mmf/4S”などのようにフルに表示されるのです。

ニコンZマウントの意味するところが見えてきた

 2018年の夏ごろの事でしたでしょうか、ニコンのあるお偉方とカメラ仲間と話しているときに、『ニコンのカメラでツァイスのレンズが使えたらどうだろうか』という話題になりました。その場にいたカメラ仲間というかニコンユーザーの人たちは、「ニコンのレンズが最高ですから、あまり魅力を感じません」というような、リップサービス的にきわめて模範的な答えをいうのです。逆にニコンの方自身が『そうかなー、写真レンズとしてのツァイスレンズは、現在でも厳然としたポジションがあると思うのだけど……』となり、そこでその話は途切れたのです。僕はそこで、ひょっとしたら当時噂の段階であったニコンのフルサイズミラーレス機にはツァイスレンズが交換レンズとして用意されるのかも?と秘かに思っていたのですが、2018年8月23日に正式に発表されたのを見るとまったくそのようなことはなかったのです。

 その後、すっかりこのことは忘れていましたが、CP+2019で焦点工房のブースで『TECHART TZE-01』を見たときに、まさにこれだ!と思ったのです。内径55㎜とフランジバック16mmというどこよりも大きく、どこよりも短いフランジバックの存在意義が、高画質以外にもう1つ見えてきたのです。この結果、ニコンZレンズはどこの社のボディも受け付けないし、逆に、ソニーEFレンズ、キヤノンEFレンズ、ペンタックスKマウントレンズなどをくわえこむことができるのです。これは数年前ソニーがシグマのMC-11を使ってα7シリーズを拡販したのに対し、今度はニコン『TECHART TZE-01』を使ってソニーFEレンズを取り込んでいくことも可能になったわけです。マウントアダプターの製造はニコン自身がやる、やらないの問題ではなく、こうして中国企業によって、実際に行われていることが注目される点です。さらにいうならば、マウント内径55mmφを最大限に活かした後玉直径の大きな専用レンズを作れば、最小マウント内径・最長フランジバックに合わせなくてはならない交換レンズメーカーのレンズを寄せ付けない交換レンズを作ることも可能なわけです。実際は、その物理的サイズを活かした高画質レンズを作ることが現実的であるかどうかはわかりませんが、今後の各社の動向はどうなるかと考えると興味は尽きません。  (^_-)-☆

すさまじい「シグマfp」の反響

シグマが11日に発表した「シグマfp」へ、私が書いたFB記事への反響はすさまじいものでした。

私が書いたのは、

やるねシグマ。
エキサイティングだ。

との2行と、以下に示すような写真を4枚(ここでは3枚)載せただけでした。

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≪シグマのデジタルカメラは、今までは一貫してフォビオンイメージセンサーだったわけですが、今回ベイヤー配列センサーを使うということなのです。それぞれの違いは、色情報取り出し技術の違いであって、ここでは詳細を触れませんがベイヤー方式とは1974年にコダック社のBryce E Bayerさんが考え出したフィルター配列の方式です。フォビオンは独特の色づくりで、RGGBRと4画素の組み合わせから色情報を取り出すベイヤー方式とは異なり、1画素からRGB3色を取り出すために鮮鋭度が高いのが特長です。この方式が独自なために使いこなしは難しいのですが、色調を含め独特な再現であるだけにファンも少なくはありません。そしてこの「シグマfp」をFBに掲載したら、アクセス数161件、コメント75件(7月19日現在)と他社のフルサイズ機の発表をこの場に載せたときの数を大きく超えているのです、特にここ1か月の間では「ネオパンアクロス100Ⅱ」を載せたときもアクセス数が大幅にアップしたのですが、さらにそれを超えたのです。ところが、さらにこの「はてなブログ」のカウントターが、11日以降「シグマfp」への記述が一言もないのに、アクロスの時を3倍を超えたのです。これは、まずい、皆さん期待しているのだということで重い腰を上げて、「シグマfp」の記事を書くことになりました≫

 このベイヤー方式に関しては、数年前にこの関係のことを記述した私のブログを読んだアメリカ在住のBryce E Bayerさんのご子息であるDoug Bayerさんが、わが家は古くから“バイヤーと呼ばれていると発音記号までつけて知らせてきて、これからはバイヤーと呼んで欲しいというのでした。ところがDoug Bayerさんは、最近バイヤーでもベイヤーでも気にしないと、改めて私に知らせてきたのです。そこで今回後は、ベイヤーで通すことにしました。

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 ≪イメージャーサイズは35mm判フルサイズ、つまりライカ判です。2,430万画素の裏面照射型CMOSセンサー、マウントはライカカメラとパナソニックと3社協業のライカLマウントです。フルタイム電子シャッターということは、機械式シャッターが使われていないということで、常時サイレントシャッターとなるわけで、作動は、B.30~1/8000秒。どこのセンサーを使っているか明言されていませんが、世界で広く流通している社のものなら価格も抑えられ、安定した性能であると考えられます。写真はいずれも、約1時間にわたりステージ上で新製品を解説するシグマ・山木和人社長≫

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≪大きさ112.6×69.9×45.3mm、重さはバッテリー含めてボディ単体で442gということでこの時点で、世界最小・最軽量のフルサイズボディのだそうです。ボディに装着されているのは同時に発表された「45㎜F2.8DG DN|Contenporay」で、Lマウント、ソニーEマウント用が7月26日から75,000円で発売されます。このレンズ、鏡胴中央あたりに絞りリングがあり、1/3刻みで目盛りが振られ、最小絞りF32の隣に“A”ポジションがあります。この写真からはすべては見えませんが、カメラ保持用の吊り金具の取り付け位置が3カ所あり、それぞれが三脚ネジ穴となっていることです。さらに放熱用の溝穴がボディ本体と背面液晶の間に組み込まれていて、このカメラの性格を大きく表しているようです。なお今回の発表会で触ったfpのボディはシリアルナンバー585と586でした。いずれも量産試作の段階でしょうが、物理的な部分の仕上げというよりファーム的な仕上げの段階に入っているなという感じでした

 このボディを見た人からはさまざまな印象が発言されました。①ローライ35に似ている、下面にストロボのホットシューが付いているのだろうか、②GoProをレンズ交換式にしたものではないだろうかという考えが、第1声として聞こえてきました。どちらの考えも確かにそうかもということになりますが、この2つの考え方が「シグマfp」の性格を現わしていることなのです。つまり、①のローライ35的と見た人はスチル派であり、②のGoPro的と見た人はシネ派だと私は思ったのです。

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≪さらにトップカバーのCINE・STILL切替スイッチの左右配置を見たときに、シネがメインにあるいった人がいましたが、私から見るとスチルがメインポジションにあると考えるわけで、このどちらともとれる操作部材の配置がこのカメラの性格そのものだと思うわけです≫

 なお、会場にあった45㎜F2.8付きボディをマニュアルフォーカスで操作し、背面のボタンを押し込むと、4倍、8倍と拡大表示されましたので、ライカM⇒ライカLマウントアダプターを使えば、クラシックライカレンズもイメージャーが裏面照射タイプCMOSであることも手伝って、大いに期待できます。

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≪スチルの場合は、2,430万画素フルサイズということでだいたいのことはわかるのですが、シネの場合は上の写真に示されていることがすべてを物語るのです。ここではあえてそれ以上の解説を避けまが、実は私はスチルカメラ派なのです。このfpのカメラの作りを見ると、これからはそうはいかなく、しっかりとシネの事にも理解を深めなくてはいけないぞと思うわけです≫

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≪スチルではフルサイズに対しAPS-Cサイズがあるのに対し、シネではフルサイズのfpは7種類のフォーマットをカバーするので、さまざまなフォーマットに合わせて設定すれば、さまざまなアングルやシーンを確認できるディレクターズビューとして使えることになるそうです≫

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ヒートシンクの効果を示すボディ本体の放熱分布のサーマル画像

 もう1つ私が注目したのは、この画面を見せながら山木社長はシグマfp”の3Dデータをサードパーティーに提供するといったことです。昨今の情勢からすると、富士フイルムがGFXシリーズをシステムアップするときに中国のマウントアダプターメーカーを巻き込んだのと同じように、1社でシステムを組み上げていくのは、開発力、時間的にも難しく、いかに周辺機器メーカーを抱き込むか、仲間づくりが大切なわけです。

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≪日本での発表は7月11日でしたが、翌12日には中国北京で発表会が開かれました。その時の画像ですが、日本の発表会では日本のパスポートとの大きさ比較でしたが、北京での発表は中国のパスポートを使うなど芸が細かいです。右の写真からわかるようにすでに中国企業とのマウントアダプターのコラボはできているようで、今後はライカLマウントアダプターの価格が日本のカメラ並みになるかどうかも普及への足掛かりとなります(画像は焦点工房のページからもらいました)≫

 今回のfp発表時のメーキング映像を見ていると、なんとなく制作は中国のプロダクションで行われているのだろうと思わせます。それは2018年の「ニコンZシリーズ」の発表時もそうでしたし、加えて「キヤノンEOS R」の中国での先行発売、さらには2017年4月の北京でのChina P&Eでの「ソニーα9」の世界に先駆けた実機によるタッチ&トライの実施など、例をあげればたくさんあります。これらは、明らかに中国がカメラや交換レンズなど製造の国から市場として大きく育ってきていることを意味しているのではないでしょうか。

 ■終わりに

 シグマは、この時期交換レンズを前掲の45㎜F2.8DG DN|Contenporayに加え、35㎜F1.2 DG DN | Art(Lマウント、ソニーEマウントを7月26日、190,000円)、14~24㎜F2.8 DG DN|Art(Lマウント、ソニーEマウントを8月下旬に190,000円)を発売します。これらライカLマウント、ソニーEマウント交換レンズの発売は、アライアンスグループ、さらにはソニーにとっても仲間づくりという視点からは大きな援軍ということには間違いないと考えるのです。そして、今回のfpボディに発表は、アライアンスグループにとっては、ライカという敷居を下げることができる材料となるかどうか? 価格を含めて、今秋発売までの大きな楽しみとなるわけです。

 さらには、Lマウントのフォビオンフルサイズセンサーボディを待つユーザーもいることをお忘れなくと、お願いします。