写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今も鮮やか57年前のコダクローム

小野田正欣(おのだ まさよし)さん1929年生まれ、1951〜53年の3年間、朝鮮戦争の間、沖縄に仕事で米軍基地強化のため滞在していました。仕事は、今はない大日本土木という建設会社でした。当時、特殊業務のため本土の給料の2倍をもらっていた小野田さんは、…

ニコンの次の手が見えてきた

ニコンの後藤研究室室長後藤哲朗さんが1月13日にフランスのパリ日本文化会館で『History and Development of camera in japan』と題した講演をされてきたようですが、そのときにフランスの媒体(Focus Numerique)にインタビューをうけて、かなり技術的にい…

ゼンザブロニカ カメラ開発秘話

戦前から戦後にかけて一人の熱烈なカメラファンがいました。その名は吉野善三郎。戦後、板橋区に「新光堂製作所」を創立、ライター、シガレットケース、コンパクト等を製造、着々とカメラ開発のための資金作りに勤しみます。そして念願のカメラ開発に着手した…

ノクチルックスM50mmF0.95 ASPH.を使ってみました

現在発売されている写真撮影用レンズで最も明るいのは、M型ライカ用の「NOCTILUX-M 50mmF0.95 ASPH.」です。2008年のフォトキナで発表され、翌春から発売されましたが、供給が潤沢でなくなかなか手にすることができなかったのですが、この時期にやっと使うこ…

明日のデジカメの姿が見えてきた

年末にニコンとキヤノンからフラッグシップ一眼レフとして『ニコンD3s』『キヤノンEOS-1D MarkIV』が発売されました。どちらも、この時期発売されるということは、明らかに2010.02.12〜02.28までカナダのバンクーバーで開かれる冬季オリンピックを意識しての…

世界でカメラを生産した国は何カ国

世界でカメラを生産した国は40カ国ほどあるようです。それぞれのカメラが生産された国へ、その国のカメラを持ってゆかりの地を撮影した作品とカメラ解説をした、月刊「写真工業」で2006年1月号から2007年12月号まで24ヵ月にわたり連載された竹内久彌さんによ…

画質にこだわる

銀座のリコー・リングキューブでSNAPS 写真展が始まりました。僕も1/120の1人として作品を提出していますが、すでに見に行った何人かの方から感想をいただいています。大半の方は、1)良かったよ(お世辞でもうれしいです)、2)目立ったよ、3)インパク…

ライカX1を使ってみました

APS-CサイズのCMOS撮像板を使ったライカカメラ社のコンパクトカメラ「LEICA X1」が昨年末に発売されました。これでAPS-CサイズのCMOS撮像板を使ったコンパクトカメラは、シグマ、リコーに次いで3社目となります。 このライカX1の特長は、いままでのライカカ…