6月10日(土曜日)のほぼ同時刻に、日本カメラ博物館とニコンミュージアムでカメラに関する講演会が開かれます。どちらもカメラファンにとっては見逃せないトークイベントです。ぜひ、どちらかへご参加を。
■世界のカメラが好きな方は日本カメラ博物館へ
現在、日本カメラ博物館では「カメラ故郷へ帰る」展を7月2日まで開催していますが、これに関連して、6月10日、午後1時から3時まで講演会を開催いたします。本展示会は、医師でありカメラ愛好家の竹内久彌氏が19年の歳月をかけ、世界のカメラ製造国44カ国へ実際に足を運んで、その国で製造されたカメラを携行し、その国の由緒ある場所で撮影した写真作品と、携行したカメラとともに展示紹介しています。講演会では、竹内久彌氏自らが「カメラ里帰り計画」と名付け、19年もかけた遠大なプロジェクトへの思い、カメラを収集した苦労、なぜこれらのカメラを選んだか、撮影先でのエピソードなどをお話しいただけます。当日は、講演会に引き続き、カメラ博物館の展示すべてもご覧いただけます。詳しくは、こちらをご覧ください。
≪1947年製、イタリアのライカコピー機‘ガンマII’。ライカコピーといっても、円弧状のメタルフォーカールプレンシャッターをもつユニークなもの。右は、ローマのスペイン広場の焼き栗売り≫ このように世界44カ国で製造されたカメラと作品をエピソードとともに紹介します。
■ニコンのカメラが好きな方はニコンミュージアムへ
6月10日、品川インターシティC棟地下1階会議室にて、ニコン創立100周年記念企画展「カメラ試作機〜開発者たちの思い」に連動してニコンミュージアムトークライブとして13:30分開演で「後藤哲朗、試作機を語る」と題した講演会が開かれます。ミスターニコンこと後藤哲朗氏は、ニコンフェロー、映像事業部 後藤研究室室長で、ニコンF3、F4、F5などのフィルムカメラから、D3までのデジタル一眼レフや交換レンズなどの開発を指揮、直近ではニコンDfを企画開発を担当しました。詳しくはこちらへどうぞ。
≪左:1947年、ニコンI型試作機、ニコンが所有するもっとも古い試作機、右:ニコンF試作機。いずれもニコン創立100周年記念企画展「カメラ試作機〜開発者たちの思い」より≫
さて、2つのトークイベント、30分のずれはありますが、ほぼ同時刻にスタートし、終了します。パーティーのように2つの講演を掛け持ちというわけにはいきません。あなたならどちらへ参加しますか?