写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

「ライカS」を使ってみました

 2012年9月のドイツ“フォトキナ”で発表されたライカS2のニューモデル「ライカS」のβ機(Leica S Type6)とVario-Elmar-S 30〜90mmF3.5-5.6 ASPH.(左)とSuper-Elmar-S 24 mmF3.5 ASPH. super-wide(右)を使う機会がありましたので、簡単にその試用結果を報告しましょう。フォトキナ2012で発表されたライカS用の新レンズは、前記2本に加えライカ TS-APO-Elmar-S120mmF5.6 ASPH. tilt/shift lensの3本だったのですが、手軽に写せることからバリオエルマー30〜90mm F3.5-5.6とスーパーエルマーS24mmF3.5の2本を使ってみたのです。ところで「ライカS」は、すでに発売されてきたS2とどこが違うかということになりますが、やはりフォトキナ2012にて発表された「ライカM」と操作系を同じようになるよう80カ所設計変更したというのです。なおこの時期から、ライカSには、ハッセルブラッドH、ハッセルブラッドV、ペンタックス6×7、マミヤ645のレンズが使えるようになるマウントアダプターが純正アクセサリーとして用意されるのも新しい動きです。詳細は、撮影データを画素等倍で見ていただくために、京都ライカブティックの「ライカに始まりライカに終わる」にアップされています。ぜひご覧ください。なお、中判「ライカS」とライカ判フルサイズの「ライカMモノクローム」と同じ場面で撮影しています。その画質を比較して見るようにしてください。