ライカカメラ社が2010年9月のフォトキナで発表した「ライカM9チタン」が予定通りだとそろそろ日本でも発売される時期となりました。なにがチタンなのかということですが、外装に削り出しのチタンを用いたのはいうまでもなく、デザインはフォルクスワーゲングループのチーフデザイナーを務める Walter de'Silva氏と同氏が率いるアウディのデザインチームとのコラボレーションによって誕生したというのです。その基本デザインは出っ張りをなくすことにそうとう配慮したようで、今までのカメラの定石であった2カ所の吊り金具をなくし、新たに専用の「フインガーループ」というフックと1つの取り付け穴が設けられました。これにより肩から提げるとき、カメラを構えるときに今までとはまったく違うカメラ保持法になりました。また、さらにもうひとつの特徴は、ファインダーのブライトフレーム用の採光窓がなくなり、視野枠はLED照明で行なわれるというのです。そのこだわりの詳細については、いつものように京都ライカブティックのフォトグラファーのページをご覧ください。
