写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

カメラ新時代に向けて「2018 フォトキナ開幕」

  “2018フォトキナ”が9月25日~29日の4日間にわたってドイツのケルン メッセで始まりました。今年は、いままで偶数年の隔年開催であったのが、今後は毎年開かれることになり、2年に1度の世界の写真機材見本市としてのフォトキナの開催は、今回が最後となる記念すべき年となりました。毎年開催か、隔年開催かは意見の分かれるでところでしょうが、少なくとも昨今の技術進歩の速さでは、毎年開催でもおかしくないのでしょうが、成熟したカメラ技術においては、大型新製品、新規軸の発表には2年に1度という、インターバルがちょうどよいという考えもあり、今後の各社の対応がどのように対応するかが注目点となります。
 とはいっても、今年のフォトキナに向けた各社の新製品動向は活発であり、すでに発表された、フルサイズミラーレス一眼、ニコンの「Z7」、「Z6」、キヤノン「EOS R」の大型新製品に加え、なんと数年来の噂通りパナソニックからもフルサイズミラーレス一眼としてライカLマウント採用で「ルミックスS1R」、「ルミックスS1」が発表され、また従来の「ライカパナソニック」の協業関係に新たに「シグマ」が加わるということが最初の話題となりました。さらに富士フイルムは、GFXのレンジファインダースタイルGFX50R、1億画素のGFX100を発表するなどに力を入れ、加えてロシアのShabeからはライカ製造のライカM型類似の「ZENIT M」が発表されるなど、事前に発表されていた、ニコンキヤノンにに加え、ライカパナソニック、シグマ、富士フイルム、そしてロシアンライカに振り回されるということになりました。
 これらの詳細は、国内のWebメディアであるインプレスデジカメWatch山田久美夫さんのdigitalcamera.grなどをご覧ください。  (^_-)-☆

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≪ミラーレス一眼フルサイズ対応のライカLマウント共同使用で、3社のトップが並んだライカカメラ社プレス発表会より。左から、シグマ社長・山木 和人氏、ライカカメラ社主・Dr.アンドレス・カウフマン、パナソニック副社長・北川 潤一郎氏≫

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≪ゼニットMとロシア美人≫