写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

「ライカズミクロン35mmF2」第1世代8枚構成と第2世代6枚構成を比較

 ライカの交換レンズといえばズミクロンが最もスタンダードで、焦点距離35mmがこれまたスタンダードです。かつて、フィルムカメラの時代に「第1世代ズミクロン35mmF2」は伝説のズミクロンと評される人気のレンズでした。一方で「第2世代ズミクロン35mmF2」は、第1世代が6群8枚構成であったのに、第2世代で4群6枚構成となり、当時苦境にあったライツ社の合理化されたレンズだという評価がありました。

 ところが最近第2世代の35mmズミクロンが人気だというのです。今回はデジタルの時代にあって、改めて両レンズの描写比較をライカM9ソニーα7RIIで試みました。解説写真と図面で6点、比較作例22点と長期にわたって撮影した実写作例からデジタルカメラで、結果を導き出しました。また作例は、すべて画素等倍まで、拡大してみることができます。詳しくは、京都メディアジョイの「ライカに始まりライカに終わる」をご覧ください。f:id:ilovephoto:20181004211958j:plain

≪ズミクロン35mmF2。左:無限遠ストッパーの付いた8枚玉、右:第2世代ツノ付きの6枚玉≫

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≪第1世代8枚玉:いつもの英国大使館。α7R II:絞りF5.6・1/500秒、ISO100、AWB≫

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≪第2世代6枚玉:赤い着物≫ライカM9:絞りF2.8・1/15秒、ISO800、AWB≫

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≪第2世代6枚玉:ランニングする人。ソニーα7R II:絞りF8・1/250秒、ISO100、AWB≫

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≪第1世代8枚玉:ししおどし。ライカM9:絞りF2・1/125秒、ISO160、AWB≫

 

 結論ならびに比較作例22点それぞれは、画素等倍にして細かく見られます。詳しくは、京都メディアジョイの「ライカに始まりライカに終わる」をご覧ください。