写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

Photokina 2010 in Köln




カメラおよび映像機器の総合ショー「フォトキナ2010」が9月21日(火)から9月26日(日)の6日間にわたって、ドイツ・ケルン見本市会場にて開かれました。参加企業は45カ国から1,251社とされ、会期中はヨーロッパを始め世界中160カ国から18万人以上の人が訪れました。開催は遇数年の隔年開催で、今回で第31回目を迎えました。そのスタートは1950年で、かつてドイツにはアグファ-ゲバルト、ライカ、ローライ、ツァイス・イコン、など冠たる企業が大きなブースを構えていましたが、長い歴史の変遷と、この10年のデジタル化の影響をもろに受けて、感材メーカーとしてのアグファ・ゲバルト、コニカミノルタ、ポラロイドなどは消滅し、大きくは電子画像機器としてのショーに変革しているのが、大きな動きでしょう。とはいっても、市場としての欧米のマーケットは大きく、日本企業も数多く出展参加しており、例年この場から数々の新製品が登場してきており、質実ともに世界最大の写真関連ショーとしての地位をフォトキナは誇っています。こちらの天候は初日はややうす曇り、以降晴天続き(23日現在)、青空で絶好のフォトキナ日和です。さて、注目されるまったくの新製品は富士フイルムぐらいで、何がどうなっているかは専門メディアにお任せしましょう。