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写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

キヤノン レンズに和名で花の名「Sumire」をつける

 キヤノンは、PLマウントのシネマカメラ用単焦点レンズ7本を「Sumire Prime」シリーズとして発表しました。

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 最初に、ニュースレリーズが届いた時に、Summicronみたいな名前だなと思いましたが、よく読むと花の名前「スミレ(violet)」だったのです。過去に、和名で花の名前が付けられたレンズは聞いたことがなく、珍しいネーミングです。

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 「Sumire Prime」は、14mmT3.1、20mmT1.5、24mmT1.5、35mmT1.5、50mmT1.3、80mmT1.3、135mmT2.2の7本で、大口径非球面レンズやUDレンズ、UDレンズの性能をさらに向上させたスーパーUDレンズを採用したキヤノン独自の光学設計により、芯がありかつ柔らかな映像描写を実現し、高い解像感を特長とするEFマウントの単焦点レンズシリーズに対し、PLマウントの単焦点レンズシリーズ「Sumire Prime」は、背景に広がる柔らかなボケが被写体を優しく浮かび上がらせることによる、美しく印象的な映像描写が特長です。また、両シリーズに共通した暖色系のトーンにより、人物の表情を柔らかく、自然に描く映像表現が可能としています。来たる2019年4月8日(月)から11日(木)まで、米国ラスベガスで開催される「NAB Show 2019」で先行展示されます。

 また「Sumire Prime」レンズは、PLマウント⇔キヤノンEFマウント間の交換サービスも開始されるそうです。