写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

AF-Sニッコール58mmF1.4GとAiノクトニッコール58mmF1.2S

 2013年10月に発売された「AF-Sニッコール58mmF1.4G」は「ノクトニッコール58mmF1.2」の再来と伝えられています。ノクトニッコールは1977年に発売されたノクト(Noct、ラテン語の夜)の名前に示されるように夜間や夜景撮影に向いたレンズで、点光源が円形に写るようにと特別に配慮されています。製造が終了した現在でもマニアには人気のレンズです。そこで最新のAF-S NIKKOR 58mmF1.4Gと、その元になったAi Noct NIKKOR 58mmF1.2Sを比較してみようとなったのです。比較に使ったボディはニコンDf、レンズは購入したばかりのAF-Sニッコール58mmF1.4Gとノクトニッコール58mmF1.2、さらにせっかくだからニコンDfのキットレンズとして購入した50mmF1.8も加えて比較してみました。機材写真の杭に雪印のマークが、たぶんスポンサーなのでしょうね。


 さて、今回の撮影は、北海道の札幌で急に思い立ってのことで、いつもの英国大使館での撮影とは異なりますが、何とか似たようなシーンはないかと探し当てたのが、北海道旧道庁の赤レンガの建物です。機材は、すべて札幌・IMAIコレクションのものです。撮影は、現地で合流した写真家の田中長徳さんとIMAIコレクションオーナーの今井貞男さんとIMAIコレクション事務局の小田俊春さんと、僕の4人です。(上の写真で小田さんはシャッター押し役で写っていません)

 比較撮影シーンは、上の場面です。天気は、青空とはいきませんでしたが、うっすらと日が差していてコントラストも強くなりすぎず、光が柔らかく回り込んでいて、いい条件でした。さて3本のレンズは、どのような結果がでたかは、サーバー容量の関係からいつものことですが、京都メディアジョイの「ライカに始まりライカに終わる・第23回」に掲載いたしました。興味のある方はぜひそちらを覗いてください。 ( ^)o(^ )