写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

春ですね!

 僕の職場の近くのお屋敷の早咲きサクラは満開を過ぎて、もうほとんど散ってしまいました。でも、千鳥ヶ淵近くは例年より開花が遅いといっても、4月に入れば一気に見ごろとなるのでしょう。武道館では連日大学の卒業式。これが終わると、今度は入学式で、サクラの開花とともにあれこれと忙しくなりますね。もうすぐ春ですね。右上は満開の一番町のサクラです。
 ということですが、一足先に春を求めて安中市の「群馬フラワーハイランド」という所へ行ってきました。前から知っている場所ではありませんでしたが、たまたまの好天に誘われて行った先で地元新聞で紹介されていたので、少しばかり寄り道をしてということで、23日に発売されたばかりの「リコーGXR+A16 24-85mmF3.5-5.5」を持って撮影をしてきました。このカメラというか、カメラユニットは、CP+で試作品を見たときは、うん!土管みたいなレンズだなと思っていたのです。APS-Cで1,620万画素、しかも光学ローパスフィルターなしが売りのようです。とはいっても、不思議なもので、この土管デザインどっかで見たことがあり、カメラユニット単体でなくボディと組み合わせると、まるでソニーNEXのようになるのです。ソニーNEXは、カメラデザインとしては発表発売された当初は従来からのカメラとの違和感から、一部の人々からは酷評ものだったわけですが、今となってはそんなことをいう人もいなくなったように、街で多くの人々が持っているのを見受けるわけですから、カメラに対するデザイン感は、時間が経つと変わるのだという印象をもつわけです。「ソニーNEX-7」と「リコーGXR+A16 24-85mmF3.5-5.5」の外観比較写真を掲載しましたが、ソニーのレンズは太いと思っていたのですが、リコーはそれよりもまだ太いのです。その理由は、光学的に歪曲を補正してあるからだそうです。そしてこのレンズ実焦点距離は15.7-55.5mmとなります。さっそく、そのあたりを念頭において使ってみました。

【遠景を狙ってみました】焦点距離15.7mm(24mm相当)、プログラムAE(絞りF5・1/620秒)、AUTO-ISO200、AWB

【最短の25cmを狙ってみました】焦点距離55.5mm(85mm相当)、プログラムAE(絞りF5.5・1/90秒)、AUTO-ISO436、AWB

【ボケ描写を見てみました】焦点距離55.5mm(85mm相当)、プログラムAE(絞りF5.5・1/470秒)、AUTO-ISO200、AWB
 さておかしなもので、最初見たときはあれっという感じの「A16 24-85mmF3.5-5.5」なのですが、2日も使っていると慣れてきて、違和感はなくなってしまうのです。ソニーのNEXもそうですが、デザインに対する使用感というか、イメージはそんなものなのでしょうか。僕が順応性がありすぎるのかな?