写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

日本市場を攻めるライカ

 日本におけるライカカメラ社が元気です。ライカカメラ社は、2006年に初の直営店として「ライカ銀座店」をオープンさせましたが、以来2009年に「ライカ二子玉川店」をオープンさせ一段落という感じでした。ところが今年2012年の3月1日にはライカ銀座店に併設して「ライカプロフェッショナルストア東京」を、さらに3月14日には「ライカ大丸東京店」を相次いで開店しました。ライカプロフェッショナルストア東京では、プロ写真家に向けて中判デジタルの“ライカS2”をデモ販売しようというわけですが、ライカ東京大丸店ではコンパクトからM 9までをデパート内の専門店として対面販売しようというわけです。そしてこの時期、この強気な出店姿勢はどこから出てくるのだろうかと思うわけです。

 写真左は3月22日に東京駅大丸百貨店10階の「ライカ東京大丸店」オープニングレセプションに集った人たち。写真右は、東京大丸店オープンを記念して製作された「ライカM 9-Pホワイトセット」。レンズはホワイトのノクチルックス50mmF0.95。50セット限定販売。ホワイトストラップ付き。7月の発売を予定しており、価格は2,625,000円(税込)だそうです。当日集った人々は、かつての写真関係者に加えて明らかに新しい階層の人々が加わってにぎやかでしたが、ライカM 9ホワイトセットには、見ている人からはただただため息がだけがでていました。なお、今年はドイツでフォトキナのある年です。そしてライカからもミラーレス機の登場が予測されています。撮像素子はAPS-CCMOSとうわさされています。

3月25日(日曜)朝日新聞朝刊を見てびっくり。ライカがM 9-Pで全面広告を出しているのです。僕が知る限り初めてのこと、まるで僕のブログアップに合わせたように、まだまだ攻めますね。