写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

シグマ16~300mmF3.5-6.7DC OSコンテンポラリーを使ってみました。

 シグマが新コンセプトカメラの「シグマBF」を発表しましたが、なぜか私のスポンサー氏は一気にシグマレンズを増やしたのです。すでに17mmF4と35mmF2に関しては、ソニーα1Ⅱとともにレポートしていますが、BFの使用記を書くまでに、先行発売の「フジフイルムGFX100RF」を書きたいのですが、天候が不順であったり一部機構的な内容に理解できない部分があり、なかなか進行できません。とはいっても、連休期間中にもいろいろとあり、そこで気分を変えてAPS-C判用「シグマ16~300mmF3.5-6.7DC OSコンテンポラリー」を簡単にレポートしてみました。

 それというのも実は、このクラスではタムロンAPS-C判高倍率ズーム18~300㎜F3.5-6.3 DiⅢ-A VC VXDを夏に発売すると2025年4月22日に発表してますが、16㎜スタートか18㎜スタートかということでなく、まるで追いかけてかのようにキヤノンがフルサイズ対応のRF75~300mm F4-5.6を2025年04月30日に5月下旬に発売と発表したので驚きです。そもそも、この時期のタムロン、シグマなどサードパーティーのミラーレス用交換レンズはキヤノンニコンから正式にライセンスを受けての交換レンズなのですが、ズーム倍率は違っても、長焦点側は300㎜でAPS-C判で使えば、ニコンソニーなら450㎜相当の画角、キヤノンなら480㎜相当の画角が得られるというわけです。この長焦点側分野は、最近は小鳥などの野鳥撮影を目指す人にとっては、大いに気になる焦点距離というわけです。それが、高倍率で超広角域16/18㎜~300㎜望遠まで得られるのか、準望遠75㎜~300㎜までだがキヤノン純正で3万円で得られるというのもちょっとした驚きであるわけです。もちろん、低価格なりに手振れ補正機構が省略されていることもありますが、ミラーレス機におけるISO高感度域での使用は、手振れ補正効果と同様な効果もあるわけで、十分に検討の範囲であるわけです。

 

 もともと「シグマ16~300mmF3.5-6.7DC OSコンテンポラリー」は、APS-C判の「ソニーVLOGCAM ZV-E10Ⅱ」用に求めたものですが、私の手元にはフルサイズ用のα7RⅣがありますので、近所を散歩のついでに撮影したので簡単に紹介します。ここでは、よく写って当たり前という視点で、APS-C判16~300㎜という焦点域でどの部分を使うことが多いかということを考えてみました。

 

■散歩の途中で

 散歩の途中で撮影したら、どのあたりの焦点距離を使ったかを調べてみました。近所の道を歩き、川縁の遊歩道を歩いて、帰宅しました。

《49㎜(73㎜)》F5.6・1/500秒、ISO-Auto125。いかにも、かつての農道が市道になったという感じの2又に分かれる路地ですが、その頂点に野菜の販売機あるあたりは、東京近郊とはいっても珍しくはありません。野菜自販機右わきの古びた時間を忘れさせる通学道路標識などおもしろいです。

 

《43㎜(63㎜)》F5.6・1/500秒、ISO-Auto125。少し歩くと川べりにでました。マラソンする人とは別に木の切り株を追ってみたくなりました。

 

《50㎜(74㎜)》F5.6・1/640秒、ISO-Auto125。たくましい根っこ、元は何の木だったのでしょうか。

 

《53㎜(73㎜)》F5.6・1/500秒、ISO-Auto125。川沿いを対岸で歩くから、焦点距離が似通うのはしょうがない。

 

《115㎜(172㎜)》F6.3・1/400秒、ISO-Auto125。同じ位置ですが、ズームして少し寄ってみました。

 

《35㎜(52㎜)》F5.6・1/500秒、ISO-Auto125。切り株でなく、ハート形に咲いた花の小さな群生。

 

《300㎜(450㎜)》F6.3・1/500秒、ISO-Auto400。タンポポの種です。かなりマクロ的に撮影できます。

 

《300㎜(450㎜)》F6.7・1/500秒、ISO-Auto160。紫色に逆光で輝いて見えました。

 

《300㎜(450㎜)》F6.7・1/500秒、ISO-Auto200。5月5日の東京多摩地区は薄くもやがかかっていましたので、レタッチソフトでレベル補正をかけました。

 

■ミラーレス時代になって写真の常識が変わってきた

 わずかな散歩での試写でしたが、このコースでは使用焦点距離は標準域から望遠までとなりました。実は、2か月ほど前に歩いた時には、川のわずかな水たまりにカモやサギがいたのです。ところが今回は、まったく見つけることはできませんでした。これに超広角域に似合うシーンというのはどういう場面なのでしょうか。もっと、都市部の造形的なシーンなら16㎜や18㎜に似合う場所があるのでしょう。ただこうやってみると、画面上では切り株の力強さがいまひとつ写っていないのです。やはりそこは、私自身の腕の問題もあるでしょうから、さまざまな場面で使い込んでみることが大切ですね  (^_-)-☆