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写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

北海道 IMAI collection「横道の館」通信_01

 個人カメラコレクションとしては国内最大規模を誇る札幌時計台前の「IMAI collection」は、2017年の9月9日・10日にニコン100周年を記念して一般公開した後、約12年の時計台前から、さらなる拡充を目指してオーナー今井貞男さんの故郷である道内の上川町へ移転のためその準備を進めてきましたが、昨年11月末に建物の外装工事ができ上がったのを機に、その概要をお知らせすることができるようになりました。
 新しくコレクションを収蔵する建物は今井さんにより「横道の館」と命名され、カメラの他、今まで趣味として使用しコレクションしてきた、オーディオ機器、無線機、精密機械なども加わり収蔵展示されます。

≪建物は2階建てで、各階約150坪の広さとなっていて、2階部分にカメラや交換レンズ、アクセサリーなどが展示されます。その展示の広さは、札幌ではビルの2階から4階までのガラスショーケースが総延長で約170メートルであったのに対し、「横道の館」では2階の1フロアで200メートルに拡大されます≫

≪敷地面積は約1200坪とされ、同じ敷地内には今井さんの別のコレクションであるクラシックカーのガレージなども設けられています。「横道の館」は町内で役場に続く2番目のビッグな建物とされ、行政からも注目されています。近くには層雲峡温泉があり、秋の紅葉は日本一だそうです≫
 「横道の館」はこの時期外装ができ上がった段階であり、今後は外構工事や室内でのカメラ収蔵展示用ガラスショーケースの設置、さらにはカメラの整理配置などもあり、形が整うのは2018年の7月下旬頃とされています。「IMAI collection」には、ライカニコンハッセルブラッド、ローライ、ディアドルフ等々を始めとしてさまざまなクラシックから最新カメラまでが収蔵されていますが、これを機にさらにコレクションを充実させようという計画もあります。
 なお「IMAI collection」については、こちらニコンの100周年サイトが詳しいです。また、移転が一段落した暁には、改めてこの場でその概要をお知らせできると思います。 (^_-)-☆