11月のパリは、サロン・ド・ラ・フォト、パリフォト、フォトフィーバーなどが行われるなど、さながら写真月間です。そんなパリを訪れた報告をしました。興味ある方はぜひ日本カメラ財団ホームページ情報提供の欄をご覧ください。
サロン・ド・ラ・フォトは、日本のCP+のようなもので、カメラや交換レンズなど機材ショーではありますが、フランスのサロン・ド・ラ・フォトにあって日本のCP+にないもの、日本のCP+にあってサロン・ド・ラ・フォトにないものというような視点で現地をリポートしてみました。まずサロン・ド・ラ・フォトにあって日本のCP+にないものは、逆に日本にあってフランスにないものをあげてみると、1)フランスのサロン・ド・ラ・フォトでは展示される写真の写真集図録はあってもカメラカタログはない、2)会場内に写真展会場が10カ所もある、3)会場内に写真書籍の販売コーナーがありにぎわっている、4)カメラとレンズメーカーはなくても写真は盛ん、5)会場内の食堂で生ガキやフォアグラが販売されワインを飲みながらゆっくり談笑できる、などです。
≪左:サロン・ド・ラ・フォトのパンフレット、中・右:会場内で生ガキやフォアグラが販売されていてゆっくりとワインを飲みながら食事ができるのです。生ガキの入った皿はネプチューン(海の神)と呼ばれていました≫
パリフォトとフォトフィーバーは、世界の写真ギャラリーが集って、作品展示とともにコレクター向けに作品を売るのですが、ここでは日本人写真家の作品が人気です。ここで今年は、今までにない新しい動きが出てきました。森山大道、荒木経惟に続く、日本人写真家を求める動きが出てきたのです。日本人写真家の人気をパリフォト会場、パリの街に探してみました。
≪パリフォト会場のタカ・イシイギャラリーで、ご自身の作品の前に立つ写真家築地仁さん≫
≪パリフォト会場で、写真家山崎博の作品を扱ったMEMギャラリー≫
≪パリ東駅の周辺とコンコースは森山大道の作品で埋まっていた≫
≪サンジェルマンの書店ショーウインドー。荒木経惟のセンチメンタルジャーニーのコンタクトプリント展と写真集の販売をやっていた≫
詳しくは、日本カメラ財団ホームページ情報提供の欄をご覧ください。