写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

福島発「クラカメで写した写真展」

  クラシックカメラで撮影した写真展が10月13日から16日まで、福島駅西口複合施設「コラッセふくしま」で開かれました。主催は「福島クラシックカメラクラブ」です。福島というと知る人ぞ知る、クラシックカメラに関してはかなり濃い人たちがいる町です。一例として、会津若松・末廣酒造の「嘉永蔵・クラシックカメラ博物館」などが知られていますが、ここのカメラを提供したのも福島クラシックカメラクラブのメンバーでした。メンバーは、カメラ好きであるので、カメラだけの展示会は、過去2004年6月に郡山、1999年6月に福島、1996年6月福島市でと過去3回やりましたが、クラシックカメラを使った写真展は初めてとのことです。今回展示会には、コニフレックスI、コニカII、アサペンタックスS2スーパー、フジペット、スーパーイコンタ532/16、ニコンF、ローライ35、ローライC35、キヤノンVIL、コンタレックスSE、マミヤRB67プロS、ニコノスII、アルパレフレックス6b、コーワSW、ミランダT、キヤノンIVsb改、ほか5〜6機種で撮影された作品です。

 なお、今回の写真展事務局の村永則嗣さんによりますと、

 クラカメと称しましたがほぼ実用機ばかりでして、ご期待はずれかと思います。カメラだけの展示会をやりましてから7年、こんどは写真展をやろうというおこがましいことになって、さてさてカメラは?と、紆余曲折ありましたが2003年以降はもうフイルムカメラはクラシックだよね?、戦前だとか、BOXとか・・・あれはクラカメというより、もうただの骨董カメラだよね?ということで、実用になるフィルムカメラでも可としました。会期中は『田舎にもかかわらず想定入場者600名あまり。この時期の福島あたりではまあまあでしょうか』

ということでした。
 ところで、今回の写真展事務局は福島クラシックカメラクラブ最若手の村永則嗣さんがやっていますが、なんでもインターネット接続可能なただ一人(muranaga●lares.dti.ne.jp)の執行部のためだそうですがご苦労様です。ちなみに村永さんは、かつては郡山のコパルで技術職を務め、いまは悠々自適で、この時期は故郷の四国へお遍路に行ってきたとか、僕の学生時代の写真部の後輩でもあるのです。時節柄、福島がんばれ! クラシックカメラがんばれ! フィルムカメラ派がんばれ! と応援するわけです。僕は過去、2004年6月の郡山でのクラシックカメラ展には顔を出しましたが、展示を見てから近くの温泉へというのもなかなかよかったです。(^。^)