写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

僕の鉄道写真




僕は特別な鉄道写真マニアではないけれど、どこかへ出かけた時に鉄道を見かけたら、なるべく写真を撮るようにしています。また、近頃はちょっとした鉄道写真ブームらしく、各地の私鉄、JRともカメラをもっているとたいへん親切です。最近では高松の高松築港駅では構内に入るチケットを無料でくれましたし、JRの白馬駅では停車しているリゾート列車を撮ろうとしたらやはりどうぞどうぞごゆっくりというわけで、駅ホームに入れてもらい恐縮しながらもたいへん気持ちよく撮影させていただきました。
しかし、いまなぜ鉄道写真かということなのですが、つい最近、業界人の集う写真クラブで、鉄道写真の神様である広田尚敬さんに講評してもらおうとなり、その回の本来のテーマのほかに、自分の鉄道写真を見てもらうことができるというチャンスがあったのです。そこでここ数年の間に撮影した各地での写真の中から鉄道関係のカットを引っ張り出して見ていただきましたのが、ここに掲載の写真です。もちろんこれがすべてではないのですが、いくつか選びアップしました。
それで不思議なんですが、一連の写真を僕の職場の鉄チャンM君に見せるといつも100%場所を当てるのです。今回はたまたま写真を整理していて、他で必要であった西武山口線のSLの写真をおまけに入れ込んでおきましたが、これもやはりみごと当てるのです。好きということはこういうことなのですね。
ということで、1)は津軽線を走るJR貨物の列車(2010年)、2)門司港駅近くにて(2009年)、3)高琴電琴平線高松築港駅にて(2010年)、4)旧日中線熱塩駅構内にて(2010年)、5)西武山口線(1979年4月)。ここだけどうしてこんなに細かくわかるかというと、1979年3月に発売されたばかりのペンタックスAUTO 110を使って撮影したのではっきりとおぼえているのです。使用フィルムは、黒白のベリクロームパンでした。