ニコンは、フィルムカメラおよび交換レンズを使用するユーザーサービス・サポート向上を目的として、ニコン規定の補修用性能部品の保有期間終了後も、F3、F5、New FM2、FM3A、S3復刻版、SP復刻版 および専用レンズ（3.5cmF1.8、50mm F1.4）、ニコノスVおよびニコノス専用レンズ（20mmF2.8、28mmF3.5、35mmF2.5、80mmF4）の修理対応期間について、5年間延長することを7月22日に発表しました。なお、補修用性能部品の在庫が払底した場合は、5年未満でも修理を断る場合があるとのことですが、昨今のフィルムカメラの価格下落に少しは歯止めがかかるかも知れません。
もともとカメラの修理は、メーカーによってはかなり古い物でも対応してくれるところもあったわけですが、このように正式にコメントされたことは、電子回路を含んだフィルムカメラの延命策として大きく評価されるでしょう。
