写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

ノン・ライツな人たちの写真展


『第4回 ノン・ライツRF友の会/新宿西口写真修練会展』という、風変わりなタイトルがついた写真展がJCII日本カメラ博物館クラブ25で開かれています。何が、ノン・ライツか別にして、とにかく多彩な写真展なのです。サブタイトルは、「私が貴方に見せたかったのは・・・・・・さまざまなアプローチによる写真へのこだわり」となっていますが、まずプリントサイズは8×10からA0まで、プリント方式は、カラーネガプリント、カラーポジポジプリント、プラチナプリント、インクジェットプリント、フロンティアプリント、ラムダプリントと現在可能な方式がほとんど、そしてカメラは、ニコンF、ニコンF2ニコンD700キヤノンF-1、コダックメダリスト、マミヤRB67ProS、ライカM8、ライカM3、自作8×10、エプソンR-D1sハッセルブラッド903C、圧巻は皆さんが使っているレンズで、Rubin37-80mmF2.8、Hexanon60mmF1.2(オリジナル)、Sorigorl135mmF1.5、Baush &Lomb ProtarV 141mmF18、Biogon35mmF2.8、Orthmmeter35mmF4.5s、Herar35mmF3.5、Biometer35mmF2.8、Planar35mmF3.5、Biogon38mmF4.5、Sekor90mmF3.8、Fujinar30cmF4.5、No Name Achromatic Lens、Dalot NoIrisLens、TT&H Doublet5 16inch F16、Rodenstock Portrait Series 1:3.5 No.3、Ektar100mmF3.5、SuperAngulon21mmF3.4、DR Summicron50mmF2、Dallmeyer Dallac85mmF2、Kinoptik Hoyer75mm、Kinoptik Hoyer35mmF2、Canon25mmF3.5、Carl Zeiss Cine-Planar50mmF2、Kodak Cine-Ektar40mmF1.6、Baush &Lomb Bartar50mmF1.9、Baush &Lomb Bartar50mmF2.3、Cooke Speed Panchro40mmF2、AstroBerin PanTachar50mmF2、AstroBerin PanTachar32mmF2.8、無名工業用レンズなどなどです。
プリント法、カメラ、レンズ名を書き連ねると以上のようになり、何かとりとめのない写真展のように思えますが、不思議とそれぞれの人の考えが伝わってきますし、何よりもピシッと決まった写真も、ふわっと描写された写真も、作品としてしっかりと成立していることです。大澤弘さん、楠見聡さん、篠島弘幸さん、谷雄治さん、原昌弘さん、宝槻稔さん、三橋郁夫さん、渡辺和哉さんのメンバーですが、クラブ25での開催直前には近所の「千代田区いきいきプラザ一番町区民ギャラリー」で1週間写真展をこなし、作品を総入れ替えして「JCIIクラブ25」で2週間の展示という強者ばかりです。最終日は5月9日。レンズグルメの方は、ぜひ見に行ってください。