写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

いよいよ『CP+』 ですね


アジア最大級のカメラ&フォトイメージングショー『CP+(シーピープラス)』と題して写真業界最大級のイベントが、3月11日(木)から14日(日)まで、“パシフィコ横浜”で開かれます。主催はカメラ映像機器工業会で、日本写真映像用品工業会が協賛しての開催です。簡単にいうと、その昔から行われていたカメラショーと写真用品のショーを合体させたPIE(Photo Imaging Expo)をさらに発展させて、横浜という写真に関わりの深い地(日本における写真の開祖下岡蓮杖は、横浜に日本で最初に写真館を開いた)で新たなスタートを切ろうというわけです。参加企業は国内外の60社、将来的には新製品情報などもドイツ・フォトキナ、アメリカ・PMAを超える規模で発信をしていこうという熱い思い入れをもったショーです。日本のカメラ業界にとっては、今年は日本カメラショー開催から50年、本格的に一眼レフが登場してから約50年、フィルムからデジタルへと転換した時代をとらえての再スタートです。開期中は、各社のブース展示に加え、セミナー、写真展、トークショーや撮影会などと盛りだくさんの企画ですが、私的にはかなり緊張するイベントです。というのも、初日3月11日(木)の14:30分からのパネルディスカッションの司会を仰せつかったのです。
参加者は、朝倉康夫氏(オリンパスイメージング・商品開発部部長)、打土井正憲氏(キヤノン・イメー ジコミュニケーション事業本部副事業本部長)、枝常伊佐央氏(セイコーエプソン・IJP・LP事業戦略推進部部長)、勝本徹氏(ソニー・パーソナルイメージング&サウンド事業本部イメージング第3事業部事業部長)、風見一之氏(ニコン執行役員、映像カンパニー開発本部長)、房忍氏(パナソニック・AVCネットワークス社ネットワーク事業グループDSCビジネスユニット統括部長)というわけで、主要各社技術担当責任者が顔を合わせて、カメラ・映像産業の歴史を振り返りながら過去・現在そしてこれからを、技術開発の視点からこれからの日本のカメラ技術はどうあるべきかを討議し、海外マスコミに対応して同時通訳を入れよう、終了後は英語で抄録を作り世界に配布しようなどと、過去に例を見ない遠大な試みです。
そこで気になるのは、定員は350人ですが、お客さんがどれだけ聞きに来てくれるだろうかということです。13日(土)に同じ部屋で行われる“蜷川実花トークショー”はすでに申し込み人数が定員に達し締め切られました。そこでパネルディスカッションの集客には少なくとも司会者にも責任がありそうだと、持ち得るこの場を利用して、いま宣伝を行っているわけです。皆さん、パネルディスカッションにぜひきてください!!(絶叫)。CP+への入場は基本的に有料ですが、事前にWeb申し込みをすれば無料となります。そしてパネルディスカッションも無料ですが、やはり事前登録が必要となりますので、よろしくお願いします。
また、展示ホールでは『日本カメラショーから50年 〜あの頃カメラは宝物だった〜 昭和30年代 日本のカメラ』と題して懐かしのカメラならびに昭和30年代の日本人の生活を写した写真を、日本カメラ博物館として展示します。こちらのブースへもぜひ足を運んでください。
☆お詫び。このブログが効果あったかどうか不明ですが、3月8日午前中現在の確認で“蜷川実花トークショー”同様に定員の350人に達したようで、事前登録は締め切られました。多くの方のお申し込みに感謝すると同時に、申し込みができなかった方には深くお詫び申し上げます。