写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

CP+が始まりました

パシフィコ横浜で、写真業界のイベントであるCP+が3月11日から14日までの日程で始まりました。CP+の話題はこれで2回目ですが、いよいよ開かれたという報告です。開始前には、なぜ横浜?という疑問もありましたが、渋谷から東横線直通のみなとみらい線で行くと意外と近く、開会式では横浜市の副市長さんが全面的に協力を声明するとか、近隣の施設や飲食店が入場パスを見せれば割引となるなど、なかなか魅力です。会場スペースもほどほどで、歩きやすくよかったという印象ですが、もう少し小さいメーカーが多数出展していれば雑多でおもしろくなるのにと感じました。新製品のほうは、この場で初登場の中判4000万画素の「ペンタックス645D」、直前に発表されたパナソニックマイクロフォーサーズ一眼「ルミックスG2」が目新しい部分です。PMAに引き続くソニーのミラーレスAPS-Cα一眼の発売は今秋以降のはずなのに、ステージの上でモデル嬢がモックアップモデルを持って乱舞(ちょっとオーバーかな)、その下ではハードスポンジ状の形状モックアップモデルを触らせてくれるなど、事前のアピールがすごく、一方でこの時期発売となるルミックスG2は、背面液晶を見て撮りたい部分を押せばピントが合ってシャッターが切れたり、追随AFと組み合わせれば連写で追いかけるとか、デジタル時代のカメラの在り方を考えさせられました。
僕は初日のパネルディスカッションのコーディネーターを難ありでもどうにかこなし、ほっとしましたが、スペインから取材にきたデジタルカメラ雑誌(CP+が速報されています)の編集者がわざわざ訪ねてこられ、大変よかったとほめられて、ほっとしました(なぜか海外からの取材の人が目につきました)。初日は職場の若い人たちと終了後に中華街へ出向き、中華料理をたらふく堪能しました。これも横浜ならではですね。写真は左からオープニングテープカット、中はパネルディスカッション(撮影:神原武昌さん)、右はソニーのαミラーレス一眼のステージとスポンジ状モックアップモデル(重量はずっしり)。さて、新製品の詳細情報は、いつものことですがデジカメWatchを参照してください。このほか、韓国からのお客さんが肩からミラーレスAPS-C一眼「サムスンNX10」を提げていたので、明るい屋外で触らせてもらったのがちょっとした僕の収穫でした(身振り手振りの会話で、お互いにニコニコと)。
◇4日間の登録入場者数は複数日入場はカウントしなく41,033人だったそうです。また来年の「CP+2011」は、2011年2月9日(水)〜12日(土)、パシフィコ横浜で開催予定です。