写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

1・2・3枚構成レンズの玉ボケ研究 『タンバールが欲しい!』 Ver.03

 写真仲間から1・2・3枚構成のレンズを使って写真展をやろうと声がかかり、その準備を始めていましたが、僕の手元にある1枚構成のレンズはすべてソフトフォーカスレンズなのです。ソフトフォーカスならポートレイトだなとか考えていた時に、写真大先輩の柳沢保正さんが、1935年に発売されたライツのソフトフォーカスレンズ“タンバール90mmF2.2(3群4枚構成)”で球形のボケをだす面白い写真を撮りだしたのです。これを見て、即『タンバールが欲しい!』と思ったのですが、なにせかつては中古市場で60〜100万円ぐらいしたこともあり、最近ではライカカメラ社がMマウント仕様で復刻してやはり80万円ぐらいで売り出したというのですが、これは僕にとっては、まったく別世界のことであり、深く考えずに、あきらめるより仕方なかったのです。

≪ライツ・タンバール90mmF2.2、円形でなく球形に見える点光源のボケはすごく魅力的です。撮影:柳沢保正さん。柳沢さんは動画でフォーカスを変化させながら球形のでき具合を見てます≫

 古典レンズに詳しい写真仲間の岡田祐二さんによると、“タンバール”のこれは光源の丸にじみで、「ピントの合った部分」でも強い光では出ているので、ボケというよりは超過剰補正による球面収差のねじれによってピント部分含め画面全体でも光線の輪郭が広がっているものだと考えられるそうです。日中だとすべての点がこのようになるので1つ1つは目立たなくなって、それが重なることでソフトフォーカス効果として認識され、明暗差のある光点だと、個々の光点の円形の広がりが目立つので、こうなるのだと考えられるそうです。

 ところが、ひとつひらめきました。この時期用意していたソフトフォーカスレンズを使ったら、タンバールと同じような描写が得られるのではないかということです。さらに、2017年2月にパシフィコ横浜で行われたCP+2017では、ケンコープロフェッショナルイメージングからドイツで復刻されたメイヤー・トリオプラン100mmF2.8を借りて使ってみましたが、会場では夜景のような点光源もなく、もう1つはっきりとした印象はもてませんでした。その後、7月には希少な戦前物のトリオプラン100mmF2.8を入手して、さまざまな場面でテストを重ねてきましたが、これを機会に1枚玉ソフトフォーカスレンズと戦前物トリオプランレンズで夜の玉ボケだけを撮り比べたテストを一気に行おうと考えたのです。

≪左:トリオプラン75mmF3.5、右:トリオプラン100mmF2.8。撮影は左のように、ソニーα7RIIに、M42中間リング+M42ヘリコイド中間リング+マウントアダプターを組み合わせて使用しました。右の写真は、トリオプラン100mmF2.8はキヤノンFD用のマウントに改造してありましたのでキヤノンF-1に装着してみました≫
 以下に、撮り比べたレンズの一覧を示します。それぞれのレンズはどのカメラボディに付いていたか、わかるようにしました。1枚構成レンズは、いずれも交換レンズで比較的新しく、シーマを除きメディアジョイのはどちらもコーティングが施され、カメラから取り外した2枚、3枚構成のレンズはすべて戦前物であり、ノンコートです。

シーマSFレンズ100mmF2 ソフトフォーカス+マクロ 1970年代の後半でしたでしょうか、“sima SF lens 100mmF2 Soft Focus+Macro”は、カナダ・シマード社の交換レンズとして日本の商社が輸入して8,000円ぐらいで販売した35mm一眼レフ用のソフトフォーカス兼マクロレンズです。作りは、きわめてオモチャ的で、1枚構成の両凸レンズに、プラスチックの鏡胴にヘリコイドはなく、単純に筒を前後に動かしてピントを合わせるのです。絞りは完全円形絞りで前枠を取り外して、F4、F5.6と差し替えられますが、NDフィルターも付属しています。カメラへの取り付けはマウント基部が交換式のTマウント仕様であるために、さまざまなボデへのに取り付けが可能です。今回はニコンFマウントからソニーEマウントに変換して使いました。

≪撮影にあたってまずあちこち見ましたが、鏡胴内の反射もあり、覗いただけでゴーストイメージ丸出しという感じにもなりますが、撮影角度を変えたり、絞りを入れたりすれば、かなりの割合で防止できます。念のためと、F4、F5.6と絞っても撮影しましたが、玉ボケの大きさが変わるぐらいで、このようなシーンでは絞っても画質の向上は認められません。玉ボケは、なるべく大きいほうがよいので、F2開放のカットを掲載しました≫

≪このレンズの絞りは、ご覧になればおわかりなように単純に丸い穴が開いただけです。そこで黒い紙を中心から10mm角ぐらいに切り抜いた自作絞を入れて撮影したのがこのカットです。自分で、星形、ハート形の絞りを作れば面白いのです。なおダイヤ形は鏡胴を回転させれば、四角がダイヤ型になります。やはり水平・垂直の出た四角だと面白くなく、角度を変えたダイヤ型の方がきれいでした。こういうことからレンズを作る側は円形絞りにこだわるわけですね≫
メディアジョイ・ソフトフォーカス90mmF2.8 A031 京都四条烏丸クラシックカメラを扱うメディアジョイが製造販売したソフトフォーカスレンズです。このレンズ少し変わっていて、購入してもそのまま使うことはできなく、別途レンジファインダーイカのエルマー90mmF4の光学系部分を取り外して、そのヘリコイド付きの鏡胴部を利用してライカに取り付けるのです。したがって焦点距離はエルマーと同じ90mmであり、撮影距離は0.9m〜∞とエルマーに準ずるのです。絞りは前面からねじ込んで使うのです。絞り板は、ノーマルのF5.6と絞り込んだF11の2種があります。エルマーは光学系としては歴史あるレンズですから、ライカスクリューとMマウントの2種類あります。数がたくさん出回っていることから、かなり安価に入手することができるので、ヘリコイド付き鏡胴部分はエルマー90mmF4のものを流用しようとなったのでしょう。レンズは単玉であるわけですが、その形状は被写体側が凹面になったメニスカス(弓型)凸レンズが採用されています。コーティングは単層コート。写真右は絞りF11の絞り、ライカMマウントにフォクトレンダーソニーEマウントアダプターを付けてあります。

≪ボケは丸型できれいですが、輪郭は明確ではなく、周辺にいくにしたがって、口径食の影響がわずかにでていますが、撮影シーンによっては気にもなるし、ならないとも言え、撮影者と鑑賞者の考え方ひとつでしょう≫
メディアジョイ・ソフトフォーカス90mmF2.8 B
 メディアジョイのソフトフォーカス90mmF2.8(mediajoy-Softfocus 90mmF2.8)には、AタイプとBタイプと2種類あります。その違いは、ソフトフォーカスレンズの軟調度が違うようなのですが、実際使ってみた感じではAタイプの方がしっかりとピントの芯があるように写り、Bタイプではソフト度が少し大きいようです。これは、それぞれの光学系が1枚でも、凸メニスカスと、両凸レンズとのタイプの違いに起因するのではと考えますが、そのソフトの具合はどちらがよいかというわけでなく、あくまでも鑑賞者の好みであり、さらにはどのくらいに拡大して、どのような距離から見るかにも影響されます。もちろん絞り込んで使うことにより、収差も小さくなり軟焦点の具合は少なくなり、一般のレンズに限りなく近くなるのです。コーティングはマルチコート。写真右は絞りF5.6の絞り、ライカMマウントにフォクトレンダーソニーEマウントアダプターを付けてあります。

≪基本的にはA型と大きく変わることはないような感じもありますが、じっくりと見ると、こちらの方が玉ボケが気持ち立体的な球形を示しています≫
ベスト・ポケット・コダックのレンズ
 ベスト・ポケット・コダック(Vest Pocket Kodak)は、ベスト(チョッキ)のポケットに入るコダックカメラの名称で、略してVPKとか、日本ではベス単とも呼ばれます。これはベスト判(127)のフィルムを使う単玉レンズのカメラという意味です。そのベスト・ポケット・コダックですが、単玉とはいっても1群2枚構成のレンズなのです。これは、屈折率の異なる2枚のガラスを貼り合わせて色収差の発生を抑えた色消しレンズなのです。さらにVPKのレンズは形状がメニスカス(弓状)であり、凹面を被写体側に向けて配置し、さらに絞りをレンズの前面に設けることにより、像面湾曲の影響を少なくして広い面積に平坦な画像ができるというレンズなのです。同じ1枚構成のレンズでも、フィルム時代の初級カメラやレンズ付フィルムではフィルムの結像面に曲面をもたせて像面湾曲の影響を受けないようになっていますが、VPKでは約41×64mmと大きな画面サイズですが、フィルム面(焦点面)を平面で作ることができたのです。もちろんこれは画面サイズとも関係がありますが、今回の実写は35mm判フルサイズ(ライカ判)の24×36mmであるために、さらに影響は少なくなるのです。ところでVPKは固定焦点式で、さらにボディ前面のレンズボードには、焦点距離と開放F値は記されていません。絞りはあるのですが、絞り数値は表示されていなく、近距離ポートレイト(Near View Portrait)、標準的な距離(Average View)、遠距離(Distant View)、曇りの海(Cloud Marine)と絞りが距離目盛になっていることです。これは明るさの違いにより被写界深度が深くなり、遠方までピントが合うと解釈していますが、絞り込むと焦点距離が変化し、焦点位置が異なるからだと唱える人もいます。文献によると72mmF7.7ということですが、焦点距離F値は実測すれば簡単にわかりますが、今回の目的とは異なるので無視することにしました。
 なお、べス単といえば、フード外しのソフトフォーカス描写が昔から人気ですが、ここではフード付きでどこまで写るかを試してみまして、フード外しの描写は、別の機会に譲ることにしました。

≪べス単に夜景のボケ描写を期待するのもおかしいですが、実際このようなシーンが手持ちで撮れてしまうのが、やはり技術の進歩を感じさせます。VGAの640ピクセルでは見えにくいですが、白い丸には左上から右に斜めに複数の線が走ってます。絞りは開放の丸ですので、光学ガラスの接合面とか、脈理でもあるのかなとも考えましたが、特定できません。いずれにしてもなぜ走っているかはわかりませんが、中心部と周辺部では濃度差もある円形が多く、描写としては均一性がなく美しさに欠けます≫
パーレットのレンズ、オプター75mmF6.3
 オプター(Optor)75mmF6.3は、小西六の「パーレット」に付いていたレンズです。パーレットといえば、コンテッサ・ネッテルのピコレットとともにベスト・ポケット・コダックの類似品として知られています。パーレットは、1925(大正14)年にピコレットのデザインに近似させて発売されたのが最初です。その時のレンズはアメリカ・ウォーレンサックの75mmF11の色消し単玉レンズが装着されていたので、本機もすっかりその流れをくむ1群2枚構成のレンズが付いているとばかり思っていましたが、1934年製パーレットのオプター75mmF6.3レンズは、3枚構成のトリプレットタイプだったのです。パーレットには、単玉、色消し単玉、トリプレット、テッサーとさまざまなレンズタイプがありました。オプターレンズの製造は旭光学だったとされています。このレンズ、レンズ単体にしてヘリコイドを付けてみましたが、ほかの75mmレンズと同じにしましたが、他の75mmレンズと同じヘリコイド鏡胴ではピントがこないのです。あれこれと試すうちに、鏡胴をもっと長くすればピントがくることがわかりましたが、測ってみると約120mmぐらいの焦点距離レンズと同じぐらいの鏡胴を必要とするのです。当初は、1枚ぐらいガラスが抜けているかとも思いましたが、最初にボディからレンズを取り外す時にはそのような形跡はまったくなかったのです。不思議ですが、結像はしましたのでこのままで撮影し、結果を見ることにしました。

焦点距離が表示となぜ異なるかは別にして、ご覧になってお分かりいただけるように、今回撮影比較したなかでは、ドーナツ状の円形が、最も面白いボケ描写として示されました。一般的に、このような現象が現れるのは、反射望遠レンズのボケであったり、球面収差の補正が過剰であるとか言われるのですが、このオプターの場合には発生原因はわかりませんが、個性的なボケ描写を示すレンズとして僕的には使えるなという印象をもちました。撮影はVPKの場合とは少し変えて、小さく1歩前進して撮影しました。≫

狭山湖から見た富士山。絞り:F11。このオプター75mmF6.3の画角は、約120mm相当なのです。なぜ、120mm相当の画角(焦点距離)のでしょう。実は!レンズ取り外し時に気になったのは、最後玉のネジが妙に浅かったのです。無理やりねじ込むにも最後まで入らないし、どうしたのだろうと、清掃後カメラに付けて覗いたら焦点が長いのです。ズームレンズで外挿してみますと焦点距離約120mmなのでした。その時点で考えたのは、1)前群と後玉の間隔が開くと焦点距離が長くなる? 2)六桜社でカメラ組み立て時に違う後玉を入れてしまった、3)購入者がうまく違う後玉を入れた、などが考えましたが、1)は画質が劣化するし、3)もわが家にあったカメラですから可能性は少しありますが、わざわざはやらないだろうと思うので、2)が一番有力です。いずれにしてもカメラ製造が1933年、今から85年も前のことですからわかりませんね。≫
バルダックスのレンズ、メイヤー・ゲルリッツ・トリオプラン7.5cmF3.5 最近、人気のドイツ・メイヤーの3枚構成レンズ、トリオプランです。なぜトリオプランが人気かということですが、2014年のドイツのフォトキナで、ドイツMeyer Optik Gorlitz社からから往年のメイヤーのレンズ(Mayer Gorlitz)としてトリオプラン (Torioplan )が復刻されたのです。このレンズは当時5,000万画素という高画素に対応できる解像力を持ちながら、アウトフォーカス部はボケが収差の影響で派手に暴れるという、個性を失った最新の高性能交換レンズに対して一石を投じたのです。そのうちどこからかボケの美しさを競う写真が話題になってきました。それにマッチしたのがトリオプランで、ご本家ドイツはいうに及ばず、中国でも話題になり、中古レンズ市場でトリオプランが暴騰したのです。これはレンズのボケが丸くシャボン玉のように周辺が輪郭をもってぼけるのがよいとされ、日本やドイツではボケフォトファンクラブがSNSで結成されるなど人気なのです。
 トリオプランレンズは、1913年にHugo Meyer社から発売された3枚構成のレンズで、当初は大きなフォーマットのカメラ用レンズでしたが、35mm判のライカ、エキザクタ用などが加わり、戦後は東独のプラクチカ用にM42マウントレンズとしても作られたことがありましたが、決して高級なものではありませんでした。いまドイツのボケフォトファンの人々が使っているトリオプランは、戦後に製造されたプラクチカ用のものが多いようです。この理由として、戦前物は数が少ないこと、戦前と戦後のものでは設計が異なり、今人気のシャボン玉ボケは戦前物ではでにくいという説を唱える人もいますが、私のレベルでは未確認です。ここに取り上げたトリオプラン7.5cmF3.5は、戦前の1933年に発売されたバルダ社の6×4.5cm判の「バルダックス」に取り付けられていたものです。バルダックスにはさまざまな仕様のレンズが取付つけられていましたが、トリオプラン付きはテッサー付きの半額ぐらいで、決して高価な機種ではありませんでした。

≪トリオプランだからといってきれいな玉ボケを示すわけではないとも思った1枚ですが、撮影シーンが異なればボケ描写が大きく変わることはありません。カメラに取り付けた様相はいちばんサマになっているだけに少し残念ですが、トリオプランは発売当時は普通の昼光下撮影向けでしたでしょうから、これから写真展に向けた昼間撮影に期待しましょう≫

狭山湖から見た富士山。この画角が75mmです。絞り:F8≫
プリマーフレックスのレンズ、メイヤー・ゲルリッツ・トリオプラン100mmF2.8 こちらのトリオプラン100mmF2.8は、製造番号と外観デザインから判断して1935年のドイツ、クルト・ベンツィン社の6×6cm判一眼レフのプリマーフレックス用の交換レンズであったようです。ここで“だようだ”としたわけは、このレンズだけ僕の手元にきた時にはすでに、レンズだけが取り外され、かなり高度な金属加工でキヤノンFDマウント用に加工されていたのです。どれほど高度な加工かということは別に項目を立ててもよいほどです。

≪他のレンズと場所で同じように撮影していたのですが、前後に撮ったこのシーンの方が玉ボケがきれいでしたので、こちらを載せました。さすがトリオプランという描写で、輪郭もはっきり出ていてシャープですし。トリオプラン100mmF2.8が復刻される理由もよくわかりました。KPIさん、さすがだねということになりました≫
セミミノルタ用、コロナー・アナスチグマート・ニッポン75mmF4.5 6×4.5cm判用のセミミノルタ用のトリプレットタイプで、コロナー・アナスチグマート・ニッポンと名が付いていますが、このカメラには1つのストーリーがあります。現在のコニカミノルタのうちミノルタは、1928年に田嶋一雄氏がドイツ人のビリー・ノイマンとウィリー・ハイレマンとカメラを製造する日独写真機商店を創立しました。経営に対する意見の相違から2人のドイツ人を排斥した後に、1931年にモルタ合資会社を設立し、ミノルタブランドとして最初のカメラが1934年に発売された“セミミノルタ”でした。欧文表記は、Coronar Anastigmat Nippon 75mmF4.5で、コロナーという名で、諸収差の補正された、日本製の75mmF4.5ということなのでしょう。

≪こちらも丸ボケ描写としてはまずまずといったところですが、あまり個性は感じさせません。最もこんなことを考慮して、当時は設計していなかったでしょうから、やはり昼間の通常撮影ではどういう描写を示すのか、さまざまな一般シーンでの撮影結果が重要だと思うのです≫

≪コロナー75mmF3.5レンズでの一般撮影です。絞りはF5.6に絞っていますが、シャープで渋さのなかに鮮やかさがあり、さすがトリプレットのセミ判から35ミリフルサイズへの利用ですからいいとこどりです≫
タンバールが欲しい!けれど 結局、手持ちの単玉ソフトフォーカスレンズを使っても、タンバールのような球形のボケがでるレンズはありませんでした。それでも、いわゆる玉ボケに輪郭の強調されたボケのでるレンズとして、トリオプラン100mmF2.8とオプター75mmF6.3の存在が確認できたのは幸いというかもうけものでした。本来は、玉ボケレンズの描写を求めていたわけではありませんが、1・2・3枚構成のレンズを使った写真展は、2018年の夏過ぎが予定されていますので、それまではまだまだ通常撮影の写真を撮ろうと思っていますが、すでに数本の戦前物ノンコートレンズを使った結果では、逆光、反逆光ではずばりフレアがでるなど、今さらながら技術の進歩を思い知らされる反面、トリプレットタイプをある程度絞り込んだ順光の撮影ではクリアでシャープな描写を示しています。写真展に向けて、オプター75mmF6.3で背景にドーナツ状ボケを夜のポートレイト撮影でもしてみようかなと思うのを、2018年の小さな抱負としたいと思います。 (^_-)-☆ 201712.31  Ver.3 20180106