写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

光学ローパスフィルターのありとなし

 ここ数年、デジタルカメラの撮像素子の前に装着する「光学ローパスフィルターのなし」を特徴とするカメラが目につくようになりました。そこで、それらを特徴とするカメラで、実際ある条件で撮影したときモアレがどのように発生するかテストしたのです。ここでの対象機種は、若干枠を広げて、ニコンD70、ニコンD700ライカM9ニコンD800、ニコンD800E、シグマDP2メリル、ソニーサイバーショットRX1、ライカM(Typ240)、ペンタックスK-3、ソニーα7R、ニコンDfの11機種。さらに一部機種では、交換レンズ、撮影モードを変えての使用となりましたので、掲載図・写真は46点もの膨大なレポートになりました。この実写シーンは、今までに数回登場しているのでご存じだとも思うのですが、わが町の東京都内唯一の国宝だという東村山「正福寺の地蔵堂」なのです。

 その実写シーンを上にお見せしますが、横640ピクセルにリサイズした状態ではなかなか分かりにくいので、いつものようにメディアジョイのサーバー『ライカに始まりライカに終わる』の第21回に“光学ローパスフィルターのありとなし”としてアップしましたので、撮影したデータを必要に応じて、ピクセル等倍にして見たり、ダウンロードしてA3ノビやA2程度に実際プリントして見て欲しいのです。おもしろいことをいろいろ発見できますよ。  !(^^)!