写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

ライカレンズの似合うミラーレスは

 先日のPHOTONEXT 2012の日本写真学会セミナーで「ミラーレス機でオールドレンズを楽しむ」というテーマで、お話しさせていただきましたが、そのなかでひとつだけ、僕的に見せ方としてこだわった部分がありました。それは『ライカレンズの似合うミラーレス機』はということで、現在市場にあるライカレンズをつけられる全機種(実用的に)にズミクロン35mmF2を付けてみました。このズミクロン35はいわゆる第2世代の角付きというもので、1970年製ですが、それぞれのボディに純正フード付きで装着して同じアングルから撮影しました。いかがですか?

最初にミラーレス機としてでたのはパナソニックルミックスG1でした。左から、左からルミックスG1(2008年)、オリンパスPEN E-P1(2009年)、リコーGXR+A12Mount(2011年)。各ミラーレス機がでた順に何となく並べてみました。そのときはG1が一番似合うと思っていました。

左から、ソニーNEX-7(2012年)、オリンパスOM-D E-M5(2012年)、フジフイルムX-Pro1(2012年)。それぞれ身近において使っていると、何となくすべてのボディにライカレンズが似合うように見えてくるのです。ま、それだけ移り気だというか、ほれやすいのですね。カメラに接するときは、常に愛情を持って、これモットーです。