写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

JPSチャリティー写真展

 3月11日に発生した東日本大地震と大津波の被災者支援のため日本写真家協会(JPS)会員の作品によるチャリティー写真展が六本木ミッドタウンの富士フイルムフォトサロンで4月29日(金)〜5月5日(木)まで開かれています。参加写真家は木村伊兵衛土門拳田沼武能、熊切圭介、細江英公大石芳野野町和嘉、川田喜久治、竹内敏信さんをはじめ、259名、作品総数700点以上を予定し、展示作品は六つ切りサイズ、300×300mmで額装されていて、それぞれ1万から10万円で即売されました。初日の開館は10:00からであるのに、早い人は午前4:00過ぎから並んだそうで、まずは特別出展された木村伊兵衛土門拳、濱谷浩さんの作品あたりから売り切れたということです。JPSとしての売り上げ目標は500万円で、必要経費を引いた全額が朝日新聞厚生文化事業団を通して被災地に贈られるそうです。

 僕が、会場に着いたのは閉館間近の17:30、まだまだ素晴らしい作品が破格の値段で並んでいました。写真家として作品を売って、義援金として寄付するというまずは確実な方法だと思いました。そして短期間にこれだけ集めるのもたいへんだったと思うわけです。たまたま会場で、出展された写真家のハービー・山口さんと木村惠一さんにお会いしましたので、ブログ用にと撮影させてもらいました。お二人とも「やはり気になるからね」ということで会場に来られたそうですが、いいお顔をしています。