写真にこだわる

写真の楽しみ方それぞれ。デジタルからフィルムまで、さまざまな話題を提供します。市川泰憲

ライカMとソニーEマウントの「フォクトレンダーアポランター50mmF2」ver.2

写真仲間のMさんからコシナVMマウント(ライカMマウント)の「フォクトレンダーAPO-LANTHAR 50mmF2 Aspherical」を買ったから使ってみて欲しいと連絡がありました。私は、2020年1月にソニーEマウントの「アポランター50mmF2」をレポートしましたが、Mさんは“…

TTArtisan 50mmF0.95レンズを使ってみました

“明るいレンズには夢がある”とは誰が言ったか忘れましたが、大口径レンズは明るいがゆえに被写界深度が浅く、その独特な描写が人気を集めていますが、かつてフィルムカメラの時代には感度が低く暗いから明るい大口径レンズを使うという絶対的な命題があった…

キヤノンRF600mm F11と×1.4エクステンダーを使ってみました≪Ver.02 完結編≫

キヤノンからEOS R5とEOS R6の発表に合わせて、“RF600mmF11 IS STM”と“RF800mmF11 IS STM”が発表され、7月下旬に発売が開始されました。実は当方すでにキヤノンミラーレスの「EOS R」と「EOS RP」を購入してきたので、「EOS R5」はスルーすると書いたのです…

ピューリッツアー賞の写真家たち

日本カメラ博物館で11月3日より、ベトナム戦争を取材してピューリッツアー賞、世界報道写真展大賞などを受賞した報道写真家の澤田教一が使用した、カメラとヘルメット、ピューリッツアー賞・賞状、世界報道写真展大賞のトロフィーとメダル、ロバート・キャパ…

キヤノンRF600mm F11を使ってみました。≪進化するレポートVer.01≫

キヤノンからEOS R5とEOS R6の発表に合わせて、“RF600mmF11 IS STM”と“RF800mmF11 IS STM”が発表され、7月下旬に発売が開始されました。実は当方すでにキヤノンミラーレスの「EOS R」と「EOS RP」を購入してきたので、「EOS R5」はスルーすると書いたのです…

こんなカードアダプターが欲しい

久しぶりに持ち運び用のノートパソコンを 買い換えました。それまでの機種がWindows10になって動作が重くなったのです。いろいろ悩みましたが、購入してみると前モデルよりは軽くサクサクと動くようになったので助かりました。前モデルは6年前の購入ですが、…

神話の8枚玉「ズミクロン35mmF2」が復刻

1958年に発売された距離計連動ライカ用の8枚玉「ズミクロン35mmF2」が、中国で「LIGHT LENS LAB V2LC 35mmF2」として復刻されたというのです。どのようなものか、さっそく取り寄せて使ってみました。まずはオリジナル8枚玉ズミクロン35mmF2と中国製復刻版ラ…

キヤノンEOS R5を使ってみました

キヤノンの最新ミラーレス一眼「キヤノンEOS R5」が7月30日に発売になりました。今回「EOS R5」と引き続く「EOS R6(8月27日発売)」は、一昨年来の各社のミラーレス新製品ラッシュでいささか疲れましたので、現物を見ないで勝手に『ミラーレス一眼、次の方…

ニッコールZ 58mmF0.95 Sノクトを使ってみました。

レンズ交換式カメラの主流がミラーレスになって各社それぞれの考えを持ってシステムの拡充を図っていますが、そのようななかでニコンは2018年8月23日のZシリーズの発表当初から交換レンズの中に『NIKKOR Z 58mmF0.95 S Noct』の発売を予告していたのです。と…

ミラーレス一眼、次の方向が見えてきた キヤノン

2020年7月9日、キヤノンは夜9:00からユーチューブによるオンラインの発表会を行いました。その内訳は、新型ボディとしてミラーレスの「EOS R5」(4,500万画素)、「EOS R6」(2,010万画素)、ミラーレス用新型交換レンズとして「RF85mm F2 MACRO IS STM」、「RF1…

ニコンZシリーズはこれで最強となった

ミラーレス一眼の発表が各社一巡し、それぞれの社の交換レンズシステム化が構築されつつあります。2019年のCP+で発表されていた、ニコンZマウントボディにソニーFEマウントを変換装着するマウントアダプターは早い時期に発売されましたが、ニコンZマウントボ…

CP+2020パネルディスカッションで俎上に上げたかった事

2月27日から3月1日まで開催予定であったCP+2020は、新型コロナウイルスの懸念により中止となりましたが、そのマイナスの波及効果は計り知れないものがあります。とはいっても私自身で完結できるものは何とかした方が良いだろうということから、このブログを…

2つの写真展に参加です。2020.02-03

急告 「第8回クラカメ雑談会」写真展は会場の富士フイルムフォトサロンがコロナウイルスへの対応から休館となりますので、残念ながら中止となりました。(2月27日決定) 「第8回クラカメ雑談会」 2月28日(金曜日)~3月12日(木曜日) ≪ネオパン100アクロス…

コシナ フォクトレンダーAPO-LANTHAR 50mmF2 Asphericalを使ってみました。

■なんだこれ! コシナから「フォクトレンダーAPO-LANTHAR 50mmF2 Aspherical」がソニーEマウント用として2019年12月に発売されました。 このレンズすごいことにAPOについてのうんちくを述べるまでもなく、カメラに取り付けてファインダーをのぞいたとたんに"…

シグマfpを使ってみました。

シグマからフルサイズのミラーレス一眼「シグマfp」が10月25日に発売されました。それも2018年の9月のフォトキナで発表されたように、ライカのミラーレス一眼ライカSLと同じライカLマウントを使う協業関係をライカとパナソニックと結んだ結果の最初のボディ…

6,100万画素「ソニーα7R IV」をサードパーティレンズで使ってみました(タムロン/シグマ/サムヤン)

この記事は作例を画素等倍まで拡大して見られるように京都メディアジョイのサーバーにアップされています。そちらをご覧ください。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- …

「non - tessar 四枚玉の写真展」に参加します

来たる8月23日(金曜日)~28日(水曜日)までの6日間にわたって神奈川県・溝の口駅前“ノクティプラザ2の12階”で行われるグループ展「non - tessar 四枚玉の写真展」に参加します。4枚構成のテッサータイプでないレンズで撮影した写真展です。 私は、1903年…

「リコーGR」の人気はどこまで

去る8月9日~12日まで東京ビッグサイトで「コミックマーケット96」が開かれていましたが、そこで面白いものを見つけました。右下の写真にある「佐藤評論」という冊子なのですが、リコーGRへの思いを綴ったものが大半を占めますが、B5判で表紙1~4を別にして6…

“ニコンZ7”でツァイスレンズを使う 「TECHART TZE-01」

今春のCP+2019に面白いマウントアダプターが2つ参考展示されていました。1つは焦点工房ブースの、TECHART社ニコンZ用のマウントアダプターでソニーのFEレンズがAFなどがニコンZシリーズで作動して使えるというのです。もうひとつはKIPONの「CANIKON」という…

すさまじい「シグマfp」の反響

シグマが11日に発表した「シグマfp」へ、私が書いたFB記事への反響はすさまじいものでした。 私が書いたのは、 やるねシグマ。エキサイティングだ。 との2行と、以下に示すような写真を4枚(ここでは3枚)載せただけでした。 ≪シグマのデジタルカメラは、今…

インスタントカメラ市場へ、富士に加え、キヤノン、ケンコー・トキナーが参入

富士フイルムのインスタントカメラ市場は、年間1千万台を超える勢いであることは、すでによく知られたことです。調査会社(JFK)の調べによると、このインスタントカメラ市場の伸び率は、2016年に対し2018年には162%であったということで、現在ヨーロッパ、…

富士フイルム、黒白フィルムを再生産「ネオパン100 ACROSⅡ」として発売

富士フイルムは、かねてから再登場のうわさの高かった黒白フィルムの再生産を「ネオパン100 ACROSⅡ」として行い、2019年秋に35mmサイズ、ブローニーサイズの2種類を発売する予定と発表しました。 富士フイルムによると、黒白フィルムの需要の減少と、生産に…

講演会「平成のカメラ」フィルムからデジタルへの変遷を回顧する

日本カメラ博物館では講演会『平成のカメラ フィルムからデジタルへの変遷を回顧する』を6月29日、午後1時~3時まで行います。講演者は私・市川泰憲ですが、平成の時代というと平成元年の1989年から平成31年の2019年までです。この間、写真とりわけカメラ技…

キヤノン カメラ付プリンター発売!

キヤノンマーケティングジャパンは、内蔵カメラで写真を撮ってすぐにプリントできるインスタントカメラプリンター「iNSPiC ZV-123」、「iNSPiC CV-123」を2019年6月6日より順次発売します。 インスタントカメラプリンター「iNSPiC ZV-123」、「CV-123」は、…

平成最後のカメラは「キヤノンEOS Kiss X10」 令和最初のカメラは「リコー シータZ1」か

2019年4月30日の天皇陛下退位の日をもって平成の元号は終え、5月1日からは令和元年となります。そこで改めて確認しますと、平成の年度に発売された最後のカメラは4月25日の「キヤノンEOS Kiss X10」となりました。また令和の元号のもとに最初に発売されるで…

キヤノン レンズに和名で花の名「Sumire」をつける

キヤノンは、PLマウントのシネマカメラ用単焦点レンズ7本を「Sumire Prime」シリーズとして発表しました。 最初に、ニュースレリーズが届いた時に、Summicronみたいな名前だなと思いましたが、よく読むと花の名前「スミレ(violet)」だったのです。過去に、和…

進化するレポート▶パナソニック・ルミックスS1Rを使ってみました ver.4.1

パナソニックは、2008年にマイクロフォーサーズ(M4/3)の「ルミックスG1」を発売しましたが、これがいわゆるミラーレス一眼の最初でありました。それから10年経った2018年9月のフォトキナで35mm判フルサイズのミラーレス一眼「ルミックスS1R」と「ルミック…

リコーGRⅢを使ってみました

リコーGR Ⅲが3月15日に発売になりました。早速さまざまな場面で実写して、その実力をレポートしましたのでご覧ください。 リコーGR Ⅲの人気は並ではないようです。知人のKさんは、発売日翌日にGR Ⅲを持った人を5人見かけたというのです。午後一番のカメラ愛…

キヤノンEOS RPを使ってみました

≪キヤノンEOS RPのレポートは、京都MJのサーバーに移行しました。こちらでは、それぞれの作例を画素等倍に拡大して見ることができます≫ キヤノンのフルサイズミラーレス一眼EOS RPが、2019年3月14日に発売されました。昨年10月25日にEOS Rが発売されています…

ニコンZ7とキヤノンEOS R 使用レポート総集編

進化するレポートとして、2018年9月28日発売された「ニコンZ7」、10月25日に発売された「キヤノンEOS R」の使用レポートを発売直後から行ってきましたが、それぞれ改めて整理して「京都MJ」のサーバーにまとめてみました。こちらに移転することにより、いま…